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露出計なしで撮ってみる 2

前回に続いて、ISO400、露出値固定で撮ってみました。
目的は、経験的に露出値(=EV)を決められるようになり、撮って出しで後で調整するのに良いデータを得ることです。

今日は曇り、7月の午後5時。「快晴時の日陰」「曇り」のEV、1/125 f8のみです。作画意図により、適宜、f値を変えてますので、SSは同じEVになるように合わせています。
相棒はフジX-Pro3にXF35mm f1.4。モノクロYモード、ダイナミックレンジ100、シャドウ・ハイライト補正は0。写真は撮って出しです。

店先を引きで一枚。店は北に面していて、低く傾いた太陽の光が当たっています。ヒストグラム全域に収まりました。表に置いた白い椅子が、飛ばずに真っ白に見える。いいです。

次に下の写真。白はギリギリ飛んでなく、暗部もOK. 柔らかい光をよく捉えていて、後補正の必要ないですね。

店のひさし直下の被写体は、それぞれの質感とか見え方がよく写っています。

一歩、ひさしの中に入ると、若干暗く写ります。白い窓枠が、それなりに薄暗く見えるので、ある意味これでもよい。リッチな水差しの描写も好き。

もう一歩踏み込むと、暗く沈んで見えます。

下も、ひさしの中のオブジェ。光が少ないと、コントラストが低下するのがよく分かります。ダークトーンがしっかりあるので、ローキーも悪くない。「薄暗い所にあるもの」という作画意図であれば良い。後補正でハイライトを持ち上げれば、主役のアルミがよく見えるでしょう。
オートで撮れば、ミドルグレーっぽくなって、後補正するときに、色々といじることになりそうです。

少し歩いて、東に面した通りのアジサイ。太陽からは影の位置なので、暗めに写りました。曇り空といっても、方角で変わりますね。

今日のまとめ
今日の曇り空の明るさでは、表のものは露出OK。日陰になると、当然ながらローキーになるけれど、暗部のトーンはある。後補正に耐えるよいデータが得られました。補正して仕上げたものは、また別記事で上げたいと思います。

参考動画 写真家・渡部さとる氏
(写真集da.gasita購入しました、美しい写真です)
https://youtu.be/WVurVpId3Ec


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