One-Shot Dungeon ~ ソロ専用RPG

Castlerock Games さんより発売されている本作では、
必要なものは、kindle か、実際の本か、メモ用紙と1個のダイスだけ。

書籍版をおすすめする理由

お値段的には kindle 版がもはやフリーといってもいいほど激安なのですが、各種テーブルを移動する際にページをフリックするのが面倒でなりません。
また、いちいち栞をつけて開いて、というのも面倒です。お値段が kindle 版に比べてかなり高いですが、利便性は遥かに勝ります。

出てくる敵は限られています。ボスも限られています。戦利品も限られています。ですが、著者曰く、「想像力を働かせてね」 --- 想像力が豊かでなくては楽しめないでしょう。21ページという多くはないページ数の中に、とんでもない宝玉が輝いている、といった印象を受けました。

どんな構成なのか

ダンジョンはランダム生成となっています。そのため、ほぼ無限に遊びなおすことができます。部屋か通路を延々と連ねていくイメージですね。

敵を倒し、お宝をゲットし、ラスボスを倒し、無事入り口にまで戻る。
これの繰り返しです。ラスボスのいる部屋を発見するには少なくともある個数(ネタばれ防止)の某アイテムを入手しておく必要があるのですが、これらを入手するのが面倒といえば面倒。運の要素が絡むからです(選択肢はあります)。
「ラスボスを倒さずに帰還できるが、これこれこういったアイテムを入手する必要がある」「ラスボスからとあるアイテムを奪わないと、真のエンディングにたどり着けない」といったハウスルールを適用し、あなた自身のOSDを作ることもできるでしょう。

マップ

僕は100均の大きめの方眼紙に書き込んでいるのですが、それでも足りない位ダンジョンが奥深いときもあれば、1ページいくかいかないかでラスボスと対決できるときなんかもあります。あと、緊張する要素として、「特別な状況」テーブルで、「徘徊ミノタウロス」という、付いて回ってくる厄介なモンスターが1/6の確率で出現することですかね。

バトル

コンバットルールというものがあり、ごく簡単なものです。足し算引き算が出来れば誰でも遊べます。

まとめ

字体もそこそこ大きめで読みやすく、かつ参照しやすい紙質です。
米国・英国での同人誌的作品は Amazon Japan が印刷するようになったんですかね。よくわからないですが、素晴らしい作品が紙フォーマットで読めることに感謝しています。

ソロRPGを探しているあなたに強くおすすめします。

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