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『てくてく通信』 182号(2024.6.14)

 テレビのニュースから「例年にない暑さ」の言葉が毎日のように聞かれますね。

 私が環境教育に関わるきっかけは環境問題への解決でした。その最大のテーマが温暖化でした。しかし、取り組んで30年経ちますが状況が変わりませんね。

 そんな中、昨年の暮れから気候変動教育に関わっていて、先日もオンライン勉強会に参加した際、気候変動教育の課題というプレゼンがあり非常に興味深かったので少しご紹介したいと思います。

 テレビのニュースから「例年にない暑さ」の言葉が毎日のように聞かれますね。

 私が環境教育に関わるきっかけは環境問題への解決でした。その最大のテーマが温暖化でした。しかし、取り組んで30年経ちますが状況が変わりませんね。

 そんな中、昨年の暮れから気候変動教育に関わっていて、先日もオンライン勉強会に参加した際、気候変動教育の課題というプレゼンがあり非常に興味深かったので少しご紹介したいと思います。

 著者のデイヴィッド・ソベルさんはニューイングランド州のアンティオーク大学で教えていた頃に別の先生に会いに同じ大学を訪ねたことがありました。残念ながらソベルさんとは会えなかったのですが、彼の研究室の前の廊下に学生が書いたコミュニティーのエコマップがいっぱい貼ってありました。そして、2016年だったかANCAサミットに参加した時、アメリカの森のようちえん全国ネットワークの立ち上げにANCAが協力して同時開催という形でアメリカの森のようちえんもいくつか訪ねたり、ワークショップに参加したことがありました。


2016年のANCAサミットと全米森のようちえん(Nature-Based Preschool National Conference)の第1回総会との同時開催でした。

そのアメリカ森のようちえん全国ネットワークの代表がデイヴィッド・ソベルさんで、その時は来られていなかったのですが、翌年のANCAサミットに参加した息子はソベルさんのスピーチを聞くことができ、そのスピーチは『地球を守れと言い聞かせる前に』というタイトルで、「皮肉なことに、子どもたちに地球環境問題について関心と責任感を持たせようとする我々大人たちの熱意は、子どもたちをこの大地から引き剥がしてしまっている」というもので、「温暖化や気候変動などの地球の環境問題を熱心に教えることはエコフォビア(自然恐怖症)の子どもを増やすだけ。」という警鐘を踏まえた取り組みにしなければと思っているところです。


ネイチャーセンターのフィールドの一角を森のようちえんとして利用し、地域の幼稚園が利用しているケースが多くあります。

 ですから、私たちの気候変動教育は自然の中で体験が中心(主に小学生中心なので)、遊んでいるように、実際遊んでいるのですが、思われるのですが、実はこの頃の子どもたちの自然の中での体験が実は気候変動教育に関係していると思うのですがね。

 あまり熱心に教えないようにしましょうね。

今年はやっとコロナまえの仕事のリズムに戻ってきました。でも、コロナは容赦無く年齢を増やし、体力的に厳しいものを感じるようになりました。なので、TECも徐々に世代交代中です。

今年は多くの事業を企画中です。ぜひご一緒しましょう。

【もくじ】
1 TEC活動予定・参加者募集中!
▪️オンライン:スウェーデン報告会
 〈自然学校、野外教育、サステナビリティ、子どもの権利〉
【日時】2024年6月20日(木)20:00~21:30

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1 TEC活動予定・参加者募集中!
▪️オンライン:スウェーデン報告会
 〈自然学校、野外教育、サステナビリティ、子どもの権利〉
【日時】2024年6月20日(木)20:00~21:30
【会場】Zoomミーティング
【参加費】1,000円
【チケットの購入】
https://learningoutdoor.stores.jp/.../666065254be9ef0ab51...
*上記、ネットショップ〈Stores〉のページからチケットを購入してください。 お支払い完了後、当日の案内とともに参加用のZoomリンクが記載されたファイルがダウンロードできます。

【話し手】山本 風音(やまもと・かざね)
合同会社ラーニングアウトドア所属。長野県伊那市在住。野外教育や環境教育の分野で、学校の子どもや親子を対象にした「森と学び」の活動に取り組んでいる。 これまで、海外の野外教育教材の翻訳・出版、国内でのワークショップや研修の実施、海外の教育者や野外教育リーダーとの交流、スウェーデンをはじめとした教育スタディツアーのコーディネートなどを実施。 訳書に、スウェーデンの野外教育教材『遊びながら学ぼう:野外で算数 実践ワークブック』(2018)、アメリカの国立公園を中心にしたガイドの教則本『インタープリターズ・ガイドブックー意味の探求を促すガイドの技術』(2023)(共にラーニングアウトドア刊)がある。

2024年3月、4年半ぶりにスウェーデンを旅しました。
これまでも続けてきた「北欧野外教育ツアー」の延長として、長年お世話になってきた現地の知り合いや友人たちを訪ねながら、自然学校、森のようちえん、基礎学校、環境教育センターなどを訪問しました。
旅の目的は、スウェーデンの野外教育のフィールドを4年半ぶりにあらためて見て周り、現地の教育者たちと対話すること。そしてその中で、野外教育の背景にある学びのあり方や、野外で学ぶことの効果や可能性、またはスウェーデンの教育のあり方をより深く自分の目で探ることでした。
今回のオンライン報告会では、2週間の旅を通して現地で見聞きしてきたことを旅行記としてざっくばらんに紹介しながら、スウェーデンの野外教育の現場の様子や、北欧的な教育のエッセンスの一端をお話しできればと思います。
「北欧の教育システムや、森のようちえんなどの野外教育は進んでいるというけれど、実際に子どもたちは何を学び、どんなふうに過ごしているの?」そんなギモンに答えるスウェーデン現地レポートです。

【主催】合同会社ラーニングアウトドア
(スカンジナビア・ニッポン ササカワ財団助成事業)

<発行元>-----------------------------------------------------------------
NPO法人 当別エコロジカルコミュニティー(TEC)
発行責任・編集:山本 幹彦
〒061-0206 石狩郡当別町川下754
tel 0133-22-4305 
E-mail:tectec_ee@yahoo.co.jp
ULR:http://tectec-ee.wix.com/website
Facebook:https://www.facebook.com/ecological.community

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