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マーガレット,リリィ,リリィ,ローズ 再連載を終えて

マーガレット,リリィ,リリィ,ローズの第一話は、2019年2月26日に定期購読マガジンとしてスタートしました。100話をもってひとまずの終了としています。今回、マガジン購読者の方の了承を得て、全編を無料で公開いたしました。無事、毎日の更新ができたこと、途中、PVの伸び悩みも感じましたが、毎日スキをつけてくれる方、また、今も1話ずつ追いかけてくれる方もいらっしゃり、とても励まされまました。それで続けることができました。

再連載では、Instagramでの連載も行いました。こちらでも読者がついてくださり、本の形式で読みたいという声もいただきました。いつかそれが叶う日が来たら、と願います。続きは、きっとその時の書き下ろしとなるでしょう。

内容は1年前(2019年)の出来事が反映されています。マーガレットのマムが香港へ、あの時点で旅立つことを決めたのは正解だったのでは、と思います。現地の様子のレポートの展示などへも足を運びましたが、香港全体ではないとはいえ、過酷な状況でした。マムとリリィとリリィが見てきたものは、続きの中に必ず含まれるでしょう。あらためて、香港の現況に思いを馳せます。

毎日、手動で更新していたのですが、自作にもかかわらず、おもしろいし、素敵だな、と思いながらの投稿でした。少なくとも自分の求めている物語がありました。届く届かないにかかわらず、この物語は(このような物語は)ライフワークとして書いてゆくべきだと思いました。『非現実の王国で』、その物語自体を読んだことはないのだけれど、あのような作品を目指したいと(目指すような態度では、はなから違うのかもしれないけれど)そう思っています。

定期購読マガジンも、また新たにはじめたい気持ちもありますが、noteのIPアドレス漏洩の問題もありましたので、少し様子を見ることになるでしょう。個人的には匿名性に重きを置いていないので、発信することから遠ざかろうという気は無いのですが、投稿を促す立場としては、noteがいいよ、とは言えない状態です。

外部の複数の専門企業に依頼し、noteの脆弱性を発見・対策できるよう第三者の目線からの脆弱性診断をおこなってまいります

ここの部分の続報が待たれます。発信者はもとより、読みにきてくださる方の安全が担保されないと、おすすめすることは難しい。
近々、note運営に問い合わせをしてみるつもりです。

マーガレット,リリィ,リリィ,ローズから少し離れてしまいました。
第100話はタイトルの元となった、ジョン・シンガー・サージェントの『Carnation, Lily, Lily, Rose』をあしらったポスター。実は、この展覧会に足を運ぶことができなくて、まだ実際の作品を観たことがありません。
いつか、出会えることを夢見ています。
covid-19をどのように克服して世界がまた繋がるのか、楽しみ、とは簡単に言えないことだけれど、新しい世界を歩きたいと願います。

マーガレット,リリィ,リリィ,ローズをお読みいただきありがとうございました。四姉妹は時々、姿を現わすでしょう。彼女たちもそうやって昼と夜と世界を渡っているのだと、見つけてもらえたら嬉しいです。

リリィはツグミになり鳴く
キュッキュッー
リリィもツグミになり鳴く
キュイキュイ

メグも鳴いてと
キュッキュッー
キュイキュイ

しょうがないなあ
キューキョー キュルキュル チチ

あら、すてきねメグ あなたはだあれ
あら、すてきねメグ あなたはだあれ

(こんな姿で、水辺に、空に)

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