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ステッピングモーターで針を制御できる時計を作ってみた

少し前にステッピングモーターをいじり始めました。

これを使って何か作りたいなと思い、ステッピングモーターを使って分針と長針を制御できる時計の機構のプロトタイプを作ってみました。


ステッピングモーター起動

今回は「STEP800」というモータードライバーを使用しています。
公式のドキュメントを参考にUnityで制御してみました。

時計を分解

時計の針を動かしたいと思いましたが、よくよく考えると時計の機構がよくわかりません。市販の時計を分解して仕組みを見てみました。
安価な時計でもそこそこの数の歯車が使われていましたが、重要なのはこの部分のようです。この2つのパーツをそれぞれ回転させれば長針、短針を制御できそうです。

3Dプリンターでパーツの作成

実際に使うパーツは3Dプリントしました。今回は3Dプリント代行サービスに依頼しました。

届いたパーツがこちらです。

パーツを取り付けて起動

パーツをステッピングモーターに取り付けたものがこちらです。

それぞれのステッピングモーターを動かすことで針をそれぞれ動かすことができました。

他のパーツを組み合わせ最終的にできたものがこちらです。針や外側も歯車と一緒に3Dプリントして作りました。

システムについて

モードを切り替えることによって現在時間を取ったり、好きな速さで時間を進めたり、巻き戻したりもできます。プロジェクターで画像を投影して時計っぽくしてみました。

最後に

機構部分に関しては知識がなかったのでかなり手探りでやっていましたが、なんとか動くようになりました。実際には細かい設計や調整を行う必要があ流と思いますが、ここから他のセンサーと組み合わせたり、プロジェクターを投影して映像と組み合わせたりと、いろんな見せ方ができるのではないかと思います。

弊社では引き続き研究やコンテンツ制作をしていく予定です。
コンテンツ導入やコラボなどご興味あればお問い合わせください!!