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深入りするべからず

Xで、トレンドに【例のnote】と言う語句が挙がっていた。気になってクリックしてみたら、とある芸人に没入した余りにその芸人サイドから出禁を喰らい、あまつさえコミュニティから排除されたいち個人の独白がnoteにて為された事が知れた。

近頃の芸人には疎いので芸人サイドに対する言及は控えさせて頂くが、上記の独白を読んでワタクシは背筋が冷たくなる思いがした。ワタクシも、一歩間違えばかの人物と同じ道を歩んだかも知れなかったからだ。

ワタクシも割と物事に深入りしやすく、時に距離感がバグって相手側からお叱りを受けたり、或いは拒絶されたりする。追い出された界隈は両手に余る。
近頃ではそうした後ろ暗い過去を踏まえ、片足を突っ込んでいる界隈の全てで一歩引いた距離感をキープするように心掛けている。そうしなければ良好な関係性をワタクシの言動で御破算にしてしまう事が火を見るより明らかだからだ。

宮沢賢治先生は【雨ニモ負ケズ】で以下のように述べているが、ワタクシは(そしてサブカル畑に居る全ての人間は)もっとこの言葉を強く意識しなければならないのだと思う。

雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル

(中略)

アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシ
ワカリ
ソシテワスレズ

(中略)

ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ

宮沢賢治【雨ニモ負ケズ】より

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