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建築家のスケッチブック

先日、バウハウス展を高松で見た話を書いた。
街中の、宮脇書店本店裏の、高松市立美術館であった。

高松市立美術館は、昔、高松に住んでいた頃、ちょうど完成した美術館だ。
その当時、この美術館はいったこと無かったのだが、地下の駐車場は、街中に遊びに行くのによく利用していいた。

まあ、その当時のメインの交通手段は、チャリなので、雨の日くらいだけど。
高松は、日本の北京と呼ばれ、主要交通機関は、チャリだった。
違法駐輪は、高松名物で、宮脇書店の前に、チャリを止めて、出ようと思ったら、三重に、お客のチャリに囲まれていることもあった。
築港、そう、昔の高松駅の周りなど、それが五重に囲まれることもあり、誰かが、その違法チャリを塔のように積み上げて、「高松の恥」と札をつけているのをみたことがある。

美術館の周りは、その当時、とても活気があった。
タマルというレコードショップが、まだ頑張っていて、そこでCDを買ったり、フェスタという複合ビルができて、その中にある、アンジェロ四季というカフェにいつも入り浸っていた。
アンジェロは、その昔、香大の裏で、ご夫婦で切り盛りされていた。
妙なポリシーがあったみたいで、明善の女子高生が来たら、高校生、お断りと追い返していた。

服も、そのフェスタ•ビルの中に、名前は失念したがアメカジのセレクトショップがあって、ウールリッチの伝統的な赤黒チェックのコートや、DISCUSのパーカーなんかを手に入れていた。
もう、30年近く昔の話だけれども、ウールリッチのコートは、今も現役で、一冬に1、2回は袖を通す。
スタバもロフトもなかった丸亀町だけど、センスのいい店がたくさんあり、とても刺激的な街だった。

その美術館でバウハウスを見たあと、なぜか、裏口から出てみようと、足を向けた。
単に、バウハウスのあと、瓦町の名店で、オムライスを食べようと思い、裏口からが、オムライスまでの最短コースだったからだ。

すると、裏口に向かう途中、、フリースペースみたいなところで、なんだか、大量のノートがディスプレイされている。
建築家・田中敏溥の手しごと展 ~地域産木材をつかった豊かな暮らし~と、看板が出てる。

https://www.sorai.co.jp/news/2020/post-47.html

わたしは、この方を知らなかったのだが、あとで調べてみると、その世界では、有名な方らしい。
その方のスケッチブックが、まあ、それは大量に並べられていた。


サイズ的には、モールスキンの横開きのサイズ。
同じ手帳が、ズラッと並んだ世界は圧巻!
これを無料で見せるとは、、、

空腹&オムライスが一気にふっとび、2時間近く魅入り、あやうくランチ営業の時間をやりすごしそうになってしまった。
こんな、旅行ができた頃が懐かしい、、、

#高松
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#高松市立美術館