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2023エリザベス女王杯(GⅠ)

まずは天皇賞秋について。
イクイノックスがとんでもない競馬で完勝、世界レベルの実力をまざまざと見せつけられる結果でしたね。

◎⑦イクイノックス👉1着
▲③ドウデュース
▲⑨プログノーシス👉3着
★⑩ジャックドール
△④ダノンベルーガ
△⑤ガイアフォース
△⑥ジャスティンパレス👉2着


ワイド2点的中だが、今思えば手広げ過ぎの感かな。プラスだったからいいがw

勝ち時計が1:55:2、トーセンジョーダンが出した2011年のレコードを1秒近くも更新、このレコード決着を演出したのが★に推したジャックドールだったのは皮肉でした。
控えた競馬で取りこぼして叩かれた前年のことが頭をよぎったのでしょう、ハナを切ったはいいが前半1000mが57.7はいかにも飛ばし過ぎ。
昨年パンサラッサが57.4で飛ばしたではないかと思いがちですが、あちらは2番手以下を大差離してのぶっちぎり大逃げで、その分の貯金が残っていたから2着に粘れたもの。
今回のジャックドールは2番手以下をそこまで離したわけでなく、追走馬に終始プレッシャー掛けられていましたからね。
案の定ジャックドールは直線で沈んで最下位、追走した馬も軒並み脚が止まり、後方でじっとしていたジャスティンパレスとブログノーシスが2~3着と差し優位の決着。
しかし、勝ったイクイノックスはいつものとは違って前目の3番手での追走、全くバテずに直線で先頭に立ったらあとは後続を引き離す一方。
菊花賞のドゥレッツァといい、今回のイクイノックスといい、ルメールはとんでもない競馬で勝たせるのですから、イクイノックスの力だけが際立った一戦でした。
次走は中3週でジャパンカップで、当然断然の人気に支持されるでしょう。
しかし、今度はあの”お嬢さん”も参戦してきますからね。
三歳牝馬だけに斤量のアドバンテージも大きいので、秋天みたくそう簡単に圧勝できるとは思えないのですが、今から楽しみな一戦なのは間違いないですね。

【エリザベス女王杯】

さて先週はGⅠが中休みでしたが、今週からGⅠが暮れのホープフルSまで続きます。
その一発目のエリザベス女王杯は3歳と古馬が初めて相まみえる牝馬限定GⅠ。
しかし、3歳代表であるはずの前述の”お嬢さん”こと三冠牝馬リバティアイランドは参戦してきませんからね。
秋華賞で3着だったハーパーが一応3歳代表になりそうですが、その前走はいかにも休み明けで本調子でなかったそうで、鞍上も如何にも着拾いのレースに徹した騎乗ぶりでしたが、それでも3着に粘りこむ辺りは桜花賞4着→オークス2着と春二冠レースで常に上位の力だけのことあります。
今回は三冠レースで騎乗したルメールに捨てられる格好ですが、その鞍上が宿敵のヤネだった川田、実はクイーンCで重賞初制覇した時の鞍上でしたね。
友道厩舎はルメールでGⅠ勝ったことがなく、川田に替わることは馬のタイプからして寧ろプラス。
オークス2着も例年ならば勝っていたレースで、一頭飛び抜けた馬がいただけ、その馬が今回出てこないならば使われてからの上積みに加えて京都内回りから京都外回り2200mに替わることは条件好転ですし、2枠3番好枠を引きましたからね。
リバティアイランド不在の今回はGⅠ戴冠のチャンスで力が入る一戦でしょう。
しかし、今回はそれを上回りそうな一頭が参戦、ハーパー単穴▲として、今回の本命はその一頭に打ちます。

◎①ブレイディヴェーグ

本命は秋華賞をパスして臨む一戦で古馬相手に挑むブレイディヴェーグ
前走ローズSこそ1馬身半差2着に敗れたものの、上がり3Fが32.9という切れ味でGⅠ級の実力の片鱗を見せたものでした。
そのローズSを制したマスクドディーヴァが本番でもリバティアイランドに1馬身差まで迫る2着だったことを踏まえれば、前日ハーパーと同格どころかその上の可能性は否定できないでしょう。
秋華賞スキップは表向きこそローズSの疲労というものでしたが、本番には同馬主サンデーRのリバティアイランドがいましたから、実質上は使い分け、当初の予定通りのローテで、天栄放牧後は栗東滞在で調整で臨む一戦。
初めてのコーナー4回、ゲート難など課題も少なくなく、脚質的に最内枠がどうかも、前述の通りルメールがハーパーでなく当馬を選んだ事実は大きい。
菊花賞のドゥレッツァと秋天のイクイノックスと立て続けに斜め上を行く騎乗でGⅠ連勝している鞍上だけに、今回も終わってみれば……のシーンがあってもおかしくないでしょう。
今回は”マジックマン”ことモレイラが府中で騎乗のため不在ならば、ルメールvs川田の手綱捌きの競演に期待したい。
厩舎的にも、今回GⅠを獲るか否かで地位が決まる一戦
ノーザンの良血馬を擁する厩舎ながら、現時点でGⅠ未勝利、木村哲はじめノーザンが可愛がる若手厩舎が次々と登場する中で、結果を出さねばその地位が下がるのは必定ですから、今回のチャンスを手にしたいでしょうしね。

単穴▲には冒頭に触れたハーパーと前年の覇者ジェラルディーナ
今年こそ馬券外が続く同馬ですが、年明け所詮が牡馬相手のGⅠ大阪杯6着に海外QEⅡ世6着、それに宝塚記念も3着ジャスティンパレスとはコンマ2差の4着ですからね。
それを踏まえれば、牝馬限定のメンバーに入れば力上位なのは間違いなく、数少ない非根幹距離でリピーター好走が目立つGⅠならば軽視は禁物。
前走のオールカマー6着にしても休み明けで鞍上が団野、牡馬相手に56㎏という点を踏まえれば如何にも叩きの一戦。
鞍上にムーアを早くも確保した時点で連覇を狙っているのは明らかでしょう。
そのジェラルディーナに先着したマリアエレーナが大穴★、牡馬相手に善戦が続いているだけに、牝馬限定の一戦で2~3着に食い込む余地は十分ありそうですね。
牝馬限定だけに波乱が多い一戦で、三連系の連下△多めにしましたが、それだけ難解な一戦ということ。
リバティアイランド不在の牝馬限定GⅠだけに、この結果次第で2週後に控えるJCの見解に大きくかかわる一戦とみて、観戦しておきたい。

【結論】
◎①ブレイディヴェーグ
▲③ハーパー
▲⑦ジェラルディーナ
★⑭マリアエレーナ
△②ルージュエヴァイユ
△⑥ディヴィーナ
△⑧シンリョクカ
△⑨アートハウス
△⑪ライラック
△⑫ゴールドエクリプス
△⑬サリエラ
△⑮ビッグリボン

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