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TOYOTA CELICA LIFTBACK 誕生まで

セリカのデザインルーツは1969年の東京モーターショに出展されたコンセプトカー【TOYOTA EX-1】と言われてます。プロダクションモデルと似ても似つかないかもしれないけれどフェンダーからノーズへとつながるラインあたりがデザインの遺伝子として受け継がれた感じでしょうか。

TOYOTA EX-I

1970年10月。セリカはクーペでもハードトップでもない新しいジャンルのスペシャリティカーとして発表されました。スラントしたノーズにデュアルヘッドライトを採用しボディと一体化したバンパーによって新鮮さをアピール。ボディサイドもジェット機の層流翼をイメージした躍動感あふれるラミナーフローラインで引き締められていました。ボディタイプはセンターピラーレスの軽快なノッチバック クーペ スタイルで、そのスタイリッシュなボディは三菱ギャランGTOとともに第17回東京モーターショーの会場でセンセーションを巻き起こしました。

TOYOTA CELICA

1971年秋のモーターショーにショーカー【トヨタSV-1】が参考出展されました。これがまさにリフトバックのデザインプロトタイプです。

TOYOTA SV-1

1973年4月、セリカにリアゲートを装備したリフトバック(LB)が登場します。セリカよりフロント部分が70mm長く、逆にリアは20mm短く、全高も20mm低くされていました。

TOYOTA CELICA LIFTBACK

リフトバック以前というよりはセリカ自体がそうですがフロントビューはGHIA450SSのフロントバンパーからフェンダーへと繋がったラインにインスピレーションを得ています。リアビューはマスタングにインスパイアされたもの。ただファストバックの後端をヒップアップさせたあたりはオリジナリティですね。

インテリアは従来のセリカと基本的に同じなものの高級感のある成型天井を採用しオーバーヘッドコンソールを装備。乗車定員はセリカが5名、LBは4名。リアシートを前に倒せば広いラゲッジルームになるのもLBのセールスポイントのひとつでした。


GAZOOの以下の動画が詳しく解説されていて解りやすいです。

<SPEC>
●全長×全幅×全高:4215×1620×1280mm
●ホイールベース:2425mm
●重量:1040kg
●エンジン型式・種類:18R-G型・直4 DOHC
●排気量:1968cc
●最高出力:145ps/6400rpm(140/6400)
●最大トルク:18.0kgm/5200rpm(17.2/4800)
●トランスミッション:5速MT
●タイヤサイズ:185/70HR13
●価格:112万円
※カッコ内はレギュラー仕様

セリカLB 2000GT 主要諸元

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