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PL-300 Microsoft PowerBI Data Analyst 日本語版 問題集

問題1
ドメイン:データの準備
Azure Analysis Servicesキューブからデータをクエリするために使用できる説明のうち、次のどれが該当しますか?
A. Transact-SQL (T-SQL)
B. Multidimensional Expressions (多次元式; MDX)
C. Data Analysis Expressions (データ分析式; DAX)
D. PL/SQL
E. Tabular Model


解説:正解はBとCです。Multidimensional Expressions (MDX) と Data Analysis Expressions (DAX) は、Azure Analysis Servicesキューブからデータをクエリするために使用される説明です。

オプションAは誤りです。Transact-SQL (T-SQL) はMicrosoft SQL Serverからデータをクエリするために使用される表現であり、Azure Analysis Servicesキューブではありません。
オプションBは正解です。MDX式はAzure Analysis Servicesキューブからデータをクエリするために使用できます。
オプションCは正解です。DAX MDX式はAzure Analysis Servicesキューブからデータをクエリするために使用できます。
オプションDは誤りです。PL/SQLは、SQLと手続き型言語の機能を組み合わせたブロック構造の言語です。
オプションEは誤りです。Tabular データとDAXは、Azure Analytics Servicesで計算を構築するために使用され、Power BIと類似しています。
参考:Azure Analysis Servicesについて詳しくは、以下のリンクを参照してください。 https://learn.microsoft.com/ja-jp/training/modules/get-data/7-azure-analysis-services

問題2
ドメイン:データの準備
Power Query Editorで巨大なデータセットをインポートする必要があります。列が唯一の値のみで構成されているかどうかを確認したいとします。以下のデータプレビューオプションのうち、与えられた目的に使用できるものは次のうちどれですか?
A. Column Profile (列のプロファイル)
B. Show Whitespaces(ホワイトスペースを表示)
C. Column Distribution(列の分布)
D. Monospaced(等幅)
E. Column Quality(列の品質)

解説:正解はAとCです。Column ProfileとColumn Distributionは、列が唯一の値のみで構成されているかどうかを確認するために使用できる2つのデータプレビューオプションです。Column Distributionは、列名の下に一連の視覚化を表示し、各列の値の頻度と分布を表示します。これらの視覚化は、最高頻度の値から始まる降順にデータを並べ替えます。任意の列の分布データにマウスを合わせると、その列に存在するデータ(ユニークな値と一意のカウントを含む)に関する情報が表示されます。列プロファイルは、各列に存在するデータのより詳細なビューを提供します。列の分布ビジュアルに加えて、列統計ビジュアルも表示されます。
オプションAは正解です。列のプロファイルは、各列に存在するデータのより詳細なビューを提供し、列が唯一の値のみで構成されているかどうかを確認するために使用できます。
オプションBは誤りです。ホワイトスペースを表示することは、列が唯一の値のみで構成されているかどうかを確認するための適切な選択肢ではありません。
オプションCは正解です。列の分布を使用して、列が唯一の値のみで構成されているかどうかを確認できます。
オプションDは誤りです。等幅は、列が唯一の値のみで構成されているかどうかを確認するための適切な選択肢ではありません。
オプションEは誤りです。列の品質はこの目的に使用する適切な機能ではありません。この機能は、行の値を3つのカテゴリ(有効、エラー、空)にラベル付けします。有効な値は緑色で表示され、エラーは赤色で表示され、空は濃い灰色で表示されます。
参考:データプロファイリングツールについて詳しくは、以下のドキュメントを参照してください。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/power-query/data-profiling-tools

問題3
ドメイン:データの準備
従業員の詳細をemp_name、address、emp_id、joining_dateの列に持つEMPLOYEESというテーブルがあります。もう1つのテーブルはPROJECTSで、emp_id、project_id、starting_dateの列があります。今、人事チームは従業員と彼らが参加しているプロジェクトの詳細を1つのテーブルにまとめたいと考えています。次の操作のうち、どれを実行しますか?
A. Append
B. Merge
C. Combine Column
D. Union
E. Combine Row


解説:正解はBです。マージは、複数のテーブルからデータを1つの単一のテーブルに結合するための操作です。両方のテーブルの間に共通の列が存在します。
オプションAは誤りです。追加は、1つのテーブルの行を別のテーブルに追加するために実行される操作です。新しいテーブルには、同じ数の列を持つ(すべてのテーブルからの行を含む)より多くの行が含まれます。
オプションBは正解です。マージは、複数のテーブルからデータを1つの単一のテーブルに結合するための操作です。両方のテーブルの間に共通の列が存在します。
オプションCは誤りです。列の結合は、列レベルの操作であり、テーブルレベルの操作ではありません。
オプションDは誤りです。Union操作は、重複した行を削除して、結合可能なテーブルの行を結合します。
オプションEは誤りです。行の結合は、行レベルの操作であり、テーブルレベルの操作ではありません。 参考:テーブルの結合について詳しくは、以下のリンクを参照してください。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/training/modules/clean-data-power-bi/5-combine-tables

問題4
ドメイン:データのモデル化
次の記述のうち、正しいものはどれですか?
A. ディメンションテーブルはビジネスエンティティに関する情報を格納し、ファクトテーブルは観測データ、つまりビジネスイベントに関する情報を格納します。
B. ファクトテーブルはビジネスエンティティに関する情報を格納し、ディメンションテーブルは観測データ、つまりビジネスイベントに関する情報を格納します。
C. ファクトテーブルとディメンションテーブルは同義語です。同じものを表します。
D. Power BIでは、ディメンションテーブルは役割を表し、ファクトテーブルは役割に関連付けられた事実を表します。

解説:正解はAです。ディメンションテーブルは製品や日付などのビジネスエンティティに関する情報を格納し、ファクトテーブルは観測データ、つまり製品ID、日付IDなどのビジネスイベントに関する情報を格納します。次のスタースキーマでは、Dim_Date、Dim_Product、Dim_Storeがディメンションテーブルであり、Fact_salesがファクトテーブルです。

オプションAが正解です。次元テーブルは製品や時間などのビジネスエンティティに関する情報を格納し、ファクトテーブルは観測データ、つまり販売注文、出荷日、サプライヤなどのビジネスイベントに関する情報を格納します。
オプションBは誤りです。これらは次元テーブルであり、ビジネスエンティティに関する情報を格納するファクトテーブルではありません。ファクトテーブルは観測データ、つまりビジネスイベントに関する情報を格納します。
オプションCは誤りです。ファクトテーブルと次元テーブルは、異なるタイプのデータを格納するための異なるテーブルです。
オプションDは誤りです。次元テーブルはビジネスエンティティに関する情報を格納し、ファクトテーブルは観測データ、つまりビジネスイベントに関連付けられた事実を格納します。
参考文献:ファクトおよび次元テーブルについて詳しくは、以下のリンクを参照してください。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/modules/design-model-power-bi/4-dimensions

問題5
ドメイン:データのモデル化
2つのテーブル間の多対一の関係に対してクロスフィルター方向プロパティを設定する際の正しい記述を選択してください。
A. 一部のケースでは、クロスフィルター方向を単一のみに設定することができます。両方に設定すると、解決不可能な曖昧さが生じる可能性があるためです。
B. クロスフィルター方向を両方に定義すると、表形式データベースエンジンによってコンテキストフィルターが両方向に伝播されます。
C. クロスフィルター方向を単一に定義すると、表形式データベースエンジンによってコンテキストフィルターが1方向だけ、つまり片方から多方向のテーブルに伝播されます。
D. クロスフィルター方向を単一に定義すると、表形式データベースエンジンによってコンテキストフィルターが片方から多方向のテーブルに伝播されます。

解説:正しい回答はA、B、Cです。一般的に、1対多の関係の場合、クロスフィルター方向を単一または両方に設定できます。ただし、一部のケースでは、解決不可能な曖昧さが生じる可能性があるため、片方向にのみ設定することが許可される場合があります。
オプションAは正解です。一部のケースでは、クロスフィルター方向を単一のみに設定できます。両方に設定すると、解決不可能な曖昧さが生じる可能性があるためです。
オプションBは正解です。クロスフィルター方向を両方に定義すると、表形式データベースエンジンによってコンテキストフィルターが両方向に伝播されます。
オプションCは正解です。クロスフィルター方向を単一に定義すると、表形式データベースエンジンによってコンテキストフィルターが1方向だけ、つまり片方から多方向のテーブルに伝播されます。
オプションDは不正解です。クロスフィルター方向を単一に定義すると、表形式データベースエンジンによってコンテキストフィルターが片方から多方向のテーブルに伝播されます。
参考文献:クロスフィルター方向について詳しくは、以下の文書を参照してください。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/power-bi/transform-model/desktop-relationships-understand#cross-filter-direction

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