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今回は、虫由来の赤色染料 コチニールです。顔料化したものは、日本画絵具店で販売されてい…
前回のnoteで文房四宝(筆墨硯紙)のうち「筆」について取り上げましたので、今回は「墨」に…
昨年、武蔵野美術大学美術館・図書館で開催された「膠を旅する――表現をつなぐ文化の源流」…
神奈川県湘南の茅ヶ崎にやって来ました。鎌倉・藤沢・逗子・葉山も近い人気観光地です。 …
絵画の命は、色材といっても過言ではないでしょう。日本画の色材には、飛鳥天平時代、あるい…
平安時代に編纂された法制書『延喜式』は、日本の古代を知る基本史料です。日本絵画の材料の…
先日、東洋史家・松田壽男氏の著書『古代の朱』を手にした。そのタイトルに強くロマンを掻き立てられたからである。 本書は、水銀とその原料である辰砂の背景にある壮大な文脈を紐解く、他に類を見ない著作である。 水銀に関する歴史研究は、松田氏以前は全く未開拓の領域。古代史に通じた江戸時代の国学者たちも、水銀に関する和歌の解釈に難儀した。その理由は、古代と現代とがあまりにも時間的に隔絶されており、数少ない記録も扱いが大変困難だからである。 松田氏は戦後の大規模な土地開発を絶好
絵画や仏像、建造物を彩る群青・緑青は、それぞれ藍銅鉱(Azurite)・孔雀石(Malachite)と…