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最近観たアニメについての雑記

・最近よくアニメを観ている。

・まず、『新世紀 エヴァンゲリオン』のシリーズ作品を色々観た。テレビシリーズの16話ぐらい以降を積んでいたのだが、久々に観始めたら、終盤の展開が本当に怒涛で、止まらなくなって一気に最後まで観てしまった。

・程なくして、近所でシンエヴァの公開が終了することを知り、サブスクで1日1本ずつ映画を観て、そのままの流れで劇場でシンエヴァを観ることを決意し、それを実行した。つまり、旧劇場版(Air/まごころを君に)、新劇場版序破Q、シンエヴァの5本を連続で観たことになる。実際の公開ペースを考えればとんでもないお急ぎコースであることは否めないし、本来はもっと考察とかをする時間を設けるべきなのかもしれないが、まあまあしっかり楽しめたと思う。

・エヴァはかなり自分の肌に合っている作品だなと思う。正直難しい話はあんまり理解できていないが、あんな感じの、キャラクターたちの精神の機微の描写とド派手なバトルが楽しめる作品はやはり好きだ。『SSSS.GRIDMAN』とか平成ライダーシリーズとか、そういう面では近い。テレビシリーズでは顕著だが、シンジくんの感情の動きや行動ってすごくリアルで嫌でも感情移入させられる。エヴァと使徒のデザインも好きすぎる。やはり仮面ライダーが好きだから単純なロボではない有機的なデザインが馴染むのかもしれない。特に、新劇場版の使徒たちの異様なまでに凝ったデザインとCGによるその動いた姿は「サイコ〜〜〜〜」と思いながらいつも観てる。あと少しネタバレになるが、物語の終盤でいつもメタフィクション的な演出が出てくるのも好きだ。


・エヴァで火がついて、アマプラで色々とアニメを観始めた。

・『サマーウォーズ』を観た。『スパイダーマン:スパイダーバース』と『プロメア』を観るまで僕の中の映画ベスト1に居座り続けていた作品だ。『竜とそばかすの姫』も多分観るし、その関連もあって観た(『未来のミライ』は僕が劇場で観た映画の中で最もつまらない映画だったから、少し気が進まない)。

・ベスト1と言っておいてアレだけど、僕は『サマーウォーズ』をフルバージョンで観たことがなかった。いつも金曜ロードショーのバージョンで観ていたからだ。侘助の登場シーンが思ったより多かったり、カズマが万助を「師匠」と呼んでる理由が分かったり、噂に聞いていた甲子園のシーンの多さに驚いたりと新鮮だった。

・OZでの諸々のシーンがやっぱり最高。陣内家のみんなのアバターがいい具合にセンスがばらけてるのがいいんだよな。年齢性別職業全てバラバラ故のあのごちゃごちゃ感がすごくリアルだなと感じる。

・ここ最近相席食堂を見まくっていたのでタイトルが出た時ちょっと笑っちゃったな。


・『オッドタクシー』を観始めた。姉や母が観ていて「お前が好きそう」と前に言われていたので気になっていたが、大方家族の予想通りだった。僕はこういうのが好きです。

・OPと劇伴がまず最高だし、セリフのユーモアも絶妙で飽きない。『かいけつゾロリ』みたいな動物ものでありつつも、現代的で生々しい世界観も良い。そして何気ない日常の中で動く事件。面白くないわけがない。今は2話まで観たところだけど、この感じなら最後まで観ると思う。


・少し置いていた『ウマ娘 プリティーダービー』シーズン2も観ている。まず作画が綺麗。シーズン1も悪いわけでは決してなかったけど、明らかに良くなっている。3DCGもレースシーンでは駆使されているけど、あまり違和感がない。シナリオも、テイオーもマックイーンもゲームでの育成シナリオは読んでいるし、感情移入しやすくて良い。「キャラクターへの愛着をすでに持ってもらった状態で観てもらえる」という面では、こういうメディアミックスってすごく有効に働くよなと思う。単純にシーズン2だからというのもあるな。あと、チームカノープスに好きな娘が多いので活躍が多くてうれしい。

・ウマ娘のアニメですごいなと思うのはスピカのトレーナーのキャラ付けだ。アイマスシリーズのプロデューサーにも言えるけど、いわばあの人たちはハーレムの中にいるわけで、それなのに嫌悪感を一切持たせないというのはそれなりの工夫がいるんじゃないかなと思う。思うだけだから、実際にはどうにかなるのかもしれない。どうなんだろう。


・『少女歌劇 レヴュースタァライト』も観てる。劇場版の終演も迫ってるし、合う作品なら一気に観て劇場に直行しちゃおうかなという魂胆だ。けど、先に書いたものに比べるとあまり熱心には観られていないというのが正直なところだ。

・2話まで観た時点で言うと、構成としては、舞台芸術の専門学校で候補生たちが生活する前半パートと、その候補生のうち選ばれた者のみで行われるオーディション(=舞台上での戦闘)を描く後半パートに分かれている作品だ。歌劇がテーマでミュージカル公演とのメディアミックスも行われている作品なので、後半パートでは歌いつつ戦ったりする。

・少し違うが魔法少女ものである『フリップフラッパーズ』もあまり集中して観られなかった。どうやら僕は「女の子が戦うやつ」にそこまでの適性がないらしい。仮面ライダーが好きでアイドルマスターも好きなのになぜハマれないのか。自分でも不思議だなと思う。

・やっぱりキャラの濃さとか動かし方が重要なんだろうか。知らない人がいっぱい出てきて、みんながどんなキャラかよく分からないまま話が進んで行ったりすると、無意識に退屈だなと思ってしまうのかもしれない。

・「この人はこういうキャラですよ!」と提示してくれることは僕にとってかなり重要に思っていることなのかもしれない。アイドルマスターのアニメシリーズはこれがすごく上手くできている。1話で全部言ってくれるから。というか、アイマスのメインキャラクターたちはキャラが濃すぎて嫌でもどんなキャラか脳に刻み込まれるんだよな。これはシンデレラガールズで顕著だ。あのアニメを観て双葉杏と諸星きらりのキャラと関係性を覚えてられない人なんてこの世にいない。

・あと、僕はウマ娘の個別ストーリーの1〜4話が好きだ。各ウマ娘の性格付けとトレーナーとの関係性が分かるスターターキットみたいになっていて、あれがあるだけですごくシナリオが楽しみやすくなっている気がする。


・あと単純に怪物というか異形が好きなのかもしれない。そういえば魔法少女もので唯一全話見た『魔法少女まどか☆マギカ』も魔女の姿はまさしく異形だ。使徒や怪人、『オッドタクシー』の登場人物たちも人でないという意味ならまあ異形だ。ウマ娘も同じく人ではない。

・要するに人外好きだから普通の人間だけが出てくる作品が好きになりづらいってこと!?!?!?!?

・いや、別にそんなことはないと思う。アイマスはどうなるんだ。

・どちらかと言えば、話のテンポとか演出の雰囲気とかが自分に合っているかどうかが重要なんだろうな。

・この動画で「『100日間生きたワニ』は邦画特有のゆっくりしたテンポ感に慣れていなければ退屈に感じる」という話があった。その映画は観ていないので分からないけど、僕はこの「退屈に感じる側のひと」に近い感性がある気がする。僕はさっきちょっと触れた『プロメア』のテンポ感がすごく好きだ。観た人なら分かると思うけど、あの映画のテンポはマジで爆速。エヴァもまあ言うなれば決して遅くはない方だと思う。新劇場版では特に顕著だ。飽きさせる暇もなくガンガン話が進んでいくのが合ってるんだろうなと思う。そうでなくても、エヴァは重要そうなセリフをみんながどんどん言うから集中力を切らす暇がない。

・あ、でも好きな作品の中でも『SSSS.GRIDMAN』は空白の時間が結構ある方かもしれない。あれは映像や音の雰囲気が良すぎるからずっと観ていられるんだろうか。

・結局、面白いかどうかの基準って、「いかに飽きずに観ていられるか」と言うことなのかな。これだけ書いた末にめちゃめちゃ当たり前のことを言っている。

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