損したくないならスペアのルータや出力制御機器、PoEハブ、カメラ、マイクロSDを現場に置いておけ!

太陽光発電の運営会社やオーナーはリスク管理が甘い。
機器は必ずいつか故障する 
故障した場合、どう対処するかがあらかじめ考えられていない。例えば、ソーラーパネルにトラブルが発生し交換が必要になったが、完工時点から10年経過し、同じものは製造されておらず在庫もなく、代替品は大きさ、厚み、電気的スペックもあわない という問題が現実的に発生している。

メガソーラーなら100枚くらいスペアを現場にストックしておくのが理想。といいたいところであるが余分に買っておきました。という話は聞いたことがない。
台風被害などで明らかに使用不可とわかった時点でストック分から交換すれば復旧は数日で完了するが、ストックがない場合、ほぼ再設計、調達、作業の流れを考えると再稼働までに1ヶ月はかかるのではなかろうか。

通信機器も同じく故障する。落雷で壊れることは多々だ。
ITの現場では、データのバックアップを取るのと同様の考えで機器類を余分に買っておいて設定も済ましておき、トラブルが起きたとき置き換えでダウンタイムをなるべく短縮するという手段がよくとられる。指示書、手順書も用意し誰でもリカバリーできる体制を整える。

出力制御機器、通信機器が使えなくなった場合、電力サーバーと通信できなくなるので売電できない。損害は計り知れない。

太陽光発電業界もリスク管理を徹底したいところである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?