秘密罪 #9
飛鳥:はい皆んなおはよー。今日も1日頑張ろー。
遥香:先生、今日も〇〇君は休みですか。
飛鳥:うん。体調不良だって。
遥香:....そうですか。
〇〇は体育館倉庫で七華達のいじめを止めた日から一週間学校に来ていなかった。
禅:〇〇、大丈夫かな。体調不良....ではないよな。
遥香:和ちゃんに話聞いてみよう?
さくら:私も行く。こうなったのは私のせいかも知れない。
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昼休み
遥香:和ちゃーん。いる?
和:あ!遥香さん!どうしたんですか?
遥香:ちょっと〇〇君の事で、聞きたいことがあって..
和:わかりました。屋上行きましょ。
屋上
和:そ、その〇〇兄の事なんですけど.....
遥香:やっぱり、なにかあったの?
和:いや、その、なんといいますか....
禅:ま、まさか行方不明とかになってないよな!?
和:ぎ、逆といいますか...
さくら:逆?
和:いつも通りなんです。家に居ても料理してくれるし、普通に話してくれるし。
遥香:じゃあなんで学校に来ないんだろ。
和:....それだけは教えてくれないんです。でもなんか...
さくら:やっぱりなんかあった?
和:空元気といいますか....元気すぎてちょっと不気味なんです。
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和:〇〇兄、ただいまー。
〇〇:おかえりー!和!今日はハンバーグ作った.....よ
和:ごめんね。どうしても来たいって言われて。
遥香:お邪魔するよ。〇〇君。
禅:邪魔すんぞー。
さくら:お邪魔します。
〇〇の顔が一瞬強張った。だがそれはほんの一瞬。すぐ明るい〇〇に戻った。
〇〇:おー!何しに来たんだ?
禅:体調不良っていうからお見舞いに来たんだけど。元気そうじゃん?
〇〇:あー、まぁ治ってきたかな。心配しなくても大丈夫だよ。
遥香:そう...。元気なら良かった。無理...してない?
〇〇:無理なんかしてないよ!ありがとね。
さくら:私はお礼をしたくて。
〇〇:お礼?
さくら:私を助けてくれてありがとう。あれから本当にいじめは無くなった。 私自身も〇〇君のおかげで変われたんだよ。
〇〇の表情が歪んだ。何かを思い出したかのように。〇〇から放たれる言葉は、その歪んだ表情からは想像出来ない程明るかった。
〇〇:うん!さくらを助けて良かった!もう七華達からいじめられる事はないと思うよ。
さくら:....うん。本当にありがとう。
遥香:じゃあ私達帰るね?
〇〇:おう。心配してくれてありがとうな。
禅:早く学校来いよ!
〇〇:わかってるよ笑 じゃあなー。
バタンッ
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3人は〇〇の家から一緒に帰った。互いに誰かが話し始めるのを待っていた。
遥香、禅、さくら:ねぇ。
さくら:あ、同時だ。
禅:そうだね笑 皆んな言いたい事は一緒かな。
遥香:....どう思った?
さくら:...変だった。
禅:明るいけど、辛そうだったな。
遥香:2人はさ、〇〇君の事怖いと思ってる?
禅:それは...カッター持ってたからか?
遥香:....うん。
さくら:私は怖いとは思ってないよ。あんな事になったのは私のせいだから。だから私は〇〇君を助けたいと思ってる。
遥香:....私はちょっと怖かった。少しだけ殺人犯の息子なんだって見てる私がいた。
禅:........。
遥香:でも...助けたい。私もう...どうすればいいかわかんない。
禅:まだ焦る時じゃない。あいつもすぐ学校来るだろうし。あんま思い詰めんなよ。
遥香:...うん。
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〇〇:和。先にご飯食べてて。ちょっとトイレ行ってくるから。
和:......わかった。
トイレ
〇〇:はぁ...はぁ....ゲボッ、オェェ..ガッ..ハァ
受け止められない現実。自分も殺人犯になろうとしていた事実。〇〇の精神は限界迎えていた。その事を思い出す度に嘔吐していた。
〇〇:和。お待たせ。
和:....大丈夫?吐いてる音聞こえたよ。
〇〇:あぁ...ごめんね?まだちょっと調子悪くてさ。
和:....ごちそうさま。
〇〇:え、まだ残ってるけど。
和:もういらない。
バタンッ
和は部屋に戻ってしまった。
〇〇:何やってんだろうな。僕は一体どっちなんだろ。
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それから何週間経っただろうか。〇〇は学校に来なかった。それでも学校は通常に運行する。学生が待ち望む夏休みが始まろうとしていた。
飛鳥:よし!明日から夏休みだ!私は顧問やってないからいっぱい休めるんだ!
男1:いいなぁー、おれほぼ部活入ってんだけど。
男2:俺もー。禅もだろ?
禅:あぁ、そうだなー。
男2:夏休み始まるけど、結局〇〇来なかったな。大丈夫なのか?
禅:....大丈夫だと思う。後で様子見に行ってみるよ。
遥香:....さく。〇〇君の家行ってもいいのかな。
さくら:...わからない。どうすればいいか...。
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和:〇〇兄、ただいま。
〇〇:おかえり。
和:明日から夏休みだよ。
〇〇:あ、もうそんな時期か。
和:...ねぇ、このまま学校行かないつもり・・
ガラガラガラッ
義父、母:ただいまー!
〇〇、和:えっ!?
義父:和!〇〇君!元気だったか!
和:な、なんで急に!?
義父:夏休み入っただろうと思ってたな。しばらく帰ってなかったし、顔見にきたんだ。
〇〇:義父さん、母さんおかえり。
母:〇〇、元気だった?
〇〇:あぁ元気だよ。 今から晩御飯作るから待ってて。
〇〇が料理を作っている間、和は義父と母と談笑していた。色々積もる話もあっただろう。久々に家に明るい雰囲気が漂っていた。
義父:うん!美味い!
母:〇〇、あんた料理上手くなったわね。
〇〇:まぁ毎日作ってるからね。
義父:和は作らないのか?
和:私はー...ちょっと..ねー。あはは。
〇〇:和も練習してくれてるよ。
母:ずいぶん仲良くなったのね!安心したわ。
義父:今日は泊まっていくから、色々聞かせてくれ〇〇君。
〇〇:あぁ、はい。
夕食を取った後、それぞれ風呂に入り、和と〇〇は自分の部屋に戻った。
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コンコンッ
母:〇〇、入るわよ。
〇〇:あぁ母さんか。いいよ。
ガチャ
母:あんたと2人で話すのも久しぶりね、
〇〇:そりゃそうでしょ。
母:ま、早速本題に入るけど。あんた学校行ってないんだって?学校から連絡あったわよ。
〇〇:あぁ、知ってたんだ。
母:なにか...あったの?あんた昔から1人で全部抱え込んじゃうから心配なのよ。
〇〇:..........母さん。僕.....僕さ....。
母:うん。
〇〇:.....人を殺しそうに....なったんだ。
〇〇は母に事の全てを話した、幼少期から〇〇は本音を話す事は母にさえなかった。だから今話すという事はそれほどまでに限界という事を意味していた。
母:....そう。そんな事があったのね。
〇〇:.........。
母:〇〇、あんた昔の記憶あまりないでしょ。
〇〇:うん。
母:あの懐中時計はね、〇〇が中学の時、肌身離さず持っていたものよ。
母:自分が壊れそうな時、自分を忘れない為に持っていたもの。
母:そして、そのカッターは前の家にあったものね。あの人の私物だわ。
〇〇:...そのカッターで僕は人を殺そうと....。
母:....両方持っていたあなたは、狭間にいるんだと思う。 でもね、これだけは忘れないで。あなたの帰る場所はここ。過去じゃない。あなたはここで新しい自分を探しなさい。
〇〇:...でも....僕なんて...。
ブーッブーッ ブーッブーッ
スマホが震えた。
〇〇:ごめん、母さん。ちょっと電話。
〇〇:もしもし。
遥香:もしもし。〇〇君。私。
〇〇:あぁ、遥香さん。どうしたの?
遥香:私、明日あなたに会いにいく。
〇〇:えっ?
ブツンッ
そこで通話は終了した。
〇〇:切れた。
母:ふふっ。心配して損したわ?
〇〇:え?
母:素敵なお友達がいるのね。
〇〇:......。
母:その遥香さんって子。大事にするのよ。
母:あなたは小さな頃からなんでもできた。でも弱い人間って事知ってるわよ。だから頼りなさい。なにも悪い事じゃない。
〇〇:...でも僕が原因で迷惑がかかるかも知れない。
母:だからあなたも周りを幸せにしなさい。どうせあんたの事だから、そのいじめを解決する時も、1人でやろうとしたんでしょ。
〇〇:....うん。
母:そんなこと誰も望んでないわ。友達に頼ってたら、あんたも衝動を抑えられたかもしれない。
母:私ね、あなたに幸せなってもらいたいの。生まれてきてからずっと辛い思いをさせてきた。
〇〇:...それは母さんも同じじゃないか。
母:私はいいのよ。あなたが背負う事じゃない。償うのは私で十分。あなたは周りと自分を幸せにする事だけを考えなさい。いい?
〇〇:.....ありがとう。
母:よしっ!じゃ私は和ちゃんの部屋行ってくるわね。
母はそう言って立ち上がり部屋を後にしようとした。
母:あ、後もう一つ。
〇〇:なに?
母:あんた、彼女くらい作りなさいよー?笑
〇〇:余計なお世話だ!
バタンッ
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コンコンッ
〇〇:誰?
義父:父さんでーす!
〇〇:どうぞ。
ガチャ
〇〇:どうしたの?
義父:〇〇君ゲームしようや。
〇〇:ゲーム?僕やった事ないけど。
義父:ほんとか?じゃ尚更やろう。父さんはスマブラ地元最強と呼ばれていたからな。
数分後
義父:ちょ、ちょっと待て〇〇君。強すぎない?
〇〇:まぁ操作方法覚えればこんなもんかと。
義父:君はやっぱ凄いなぁ。
〇〇:.....すごい...か。
義父:母さんから聞いたよ。〇〇君の過去全て。
〇〇:.......。
義父:それを踏まえてだ。〇〇君。君は俺の息子だって事を忘れるな。
〇〇:え...?
義父:過去を忘れろって事じゃない。新しい一歩だ。新しい人生の一歩。君は俺の息子として生きろ。胸を張れ。
〇〇:...父さん...。
義父:さ!夜も遅いし、俺は寝る!そのゲーム機とソフトは〇〇君にやるよ。
〇〇:え?いいの?
義父:楽しそうにやってたからな!学生はゲームしてなんぼだ。後漫画もあげる。それじゃ、これからも和をよろしく頼むよ。
〇〇:...ありがとう!
義父:あ、それと、彼女くらい作れよー笑
バタンッ
〇〇:だから余計なお世話だっつの...。
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和の部屋では、母と和が話していた。
母:和ちゃん、学校はどう?
和:楽しい!すごく!
母:あら、いいわねー!好きな子とかできたの?
和:好きな人!?// それは...身近にいるというか//
母:あら、〇〇の事が好きなの?
和:す、好きとかは分からないです。この感情がなんなのか。最近は..特に。
母:...ごめんなさいね。〇〇があんな感じなのは、私のせいでもあるのよ。
母:それと和ちゃんには話しておこうと思って、〇〇の過去。
和:えっ!?
母:和ちゃんはまだ少ししか知らなかったわよね。
和:う、うん。
母:今から話す事は全て〇〇の過去の話よ。
そう言って母は和に〇〇の過去を話し始めた。
和:...グスッ..。ぞんなごとがあっだなんで。
母:そんなに泣かないの笑
母:〇〇はずっと背負って生きてきたわ。私では助けてあげられなかった。だから和ちゃん。
和:うん?
母:〇〇をお願いね。〇〇のお友達と一緒に。余計なお世話かも知れないけど、私は後悔してるの。私が自殺しようとしたのを止めたのも〇〇だった。
和:.......。
母:これ以上、〇〇に辛い思いはしてほしくないの。だから.....お願いね?
和:....わかった!任せて!〇〇兄をたくさん幸せにする!
母:その言葉を聞いて安心したわ。じゃ、私は部屋に戻るわね。
母:あ、あともう一つ。
和:なに?
母:義兄妹は結婚できるわよ。
和:え!?
母:〇〇は押せばいけるわよー笑。頑張ってね。じゃおやすみ。
バタンッ
和:..ふぇぇ//えぇぇぇ///
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翌朝
母:じゃ私達帰るわね。
〇〇:おう。
義父:またお盆に帰ってくるよ。
〇〇:わかった。元気でな。
母:じゃ、頑張んなさいよ。
義父:あと、彼女作れよ笑
〇〇:うっせ。ほら帰った帰った。
和:またねー!
和と〇〇は車が見えなくなるまで手を振っていた。
〇〇:じゃ、家に入ろうか。
和:うん//
〇〇:和。体調悪い?顔赤いよ?
和:な、なんでもない//
和は走って家に戻ってしまった。
〇〇:なんなんだ?
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車内
義父:...最初見た時は明らかにおかしかったが、大丈夫そうだな。
母:うん。私も凄く不安だったけど、素敵なお友達ができたみたい。和ちゃんもいるし。
義父:...あの事だけはバレないといいな。
母:...そうね。あの事だけは和ちゃんにも話してないわ。私達だけで償いましょう。
義父:それがいい。
母:....ちょっと車止めて!
母は車を急に止め、〇〇の家に向かっていく女性に声をかけた。
母:あなた...お名前は?
遥香:あ、えっと..遥香って言います。
母:やっぱり!あなたが遥香さんね。
遥香:私の事...知ってるんですか。
母:紹介が遅れました。私、〇〇の母です。
遥香:えっ!?そ、そうなんですか!?
母:今から〇〇のとこ行くのよね。
遥香:は、はい。
母:〇〇は殺人犯の息子って事知ってるわよね。
遥香:....はい。
母:どうして、遥香さんは〇〇と関わっているの?
遥香:........。
母:普通だったら誰も関わろうとしないわ?怖いもの。
遥香:....〇〇君は優しいんです。人一倍優しいんです。それはわかっていた事なんです、
遥香:でも...でも最近それが、分からなくなってきて。自分の気持ちを今日確かめに来ました。
母:....そう。安心したわ。
遥香:え?
母:あなたはとても真っ直ぐな人。〇〇にとって必要な人。〇〇を変えられる人。
母:でも無理して関わる事はないのよ?
遥香:いえ、それは違います。私は〇〇君と本当の意味で友達になりたいと思っています。〇〇君、なんでも1人でやっちゃうし、全然頼ってくんないし。
遥香:....って、お母様の前ですいません!
母:あはは笑 いいのよ。ありがとう。〇〇をよろしくね。
遥香:は、はい!
母:あ、それと、〇〇は彼女募集中よ。
母:じゃ、またどこかで!
母を乗せた車は行ってしまった。
遥香:え、えぇぇえ!?//
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ピンポーン
〇〇:はい。
ガチャ
〇〇:あ、遥香さん。
遥香:久しぶりね。家入っていい?
〇〇:う、うん。
遥香と〇〇はリビングへ向かった。そして共にソファに座った。和は気を遣って部屋にいた。
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遥香:これ夏休みの課題ね。
〇〇:あ、ありがとう。
遥香:....委員長の仕事私が全部やった。
〇〇:....ごめん。
遥香:.....私に隠して〇〇君がやってた仕事が沢山あった。
〇〇:........。
遥香:どうして?どうしていつも1人でやるの?
遥香:さくへのいじめを止める時も。
〇〇:さくって呼ぶくらい仲良くなったんだね。良かった。
遥香:.....〇〇君とも仲良くなりたいよ。
〇〇:.......。
遥香:私達、球技大会の日、友達になったと思ってた。そう思ってたのは私と禅だけ?
〇〇:...い、いや僕も友達になれたと思った。とても嬉しくて.....。
遥香:だったら頼ってよ!〇〇君はわかってないよ!なんでも1人でやっちゃうし!全部1人で抱え込むし!なんにも変わってない!
〇〇:....本当にごめん。
遥香:...あぁもう!こんな事言いたい訳じゃなかったのに!
〇〇:え?
遥香:本当はね、、〇〇君に伝えたい事があってきたの。
遥香:私ね、〇〇君のポケットからカッターナイフが出てきた時、正直怖かった。殺人犯の息子として見てしまった。
〇〇:......うん。
遥香:〇〇君が休んでる間もずっと考えてた。〇〇君とこれからどうしたらいいか。
遥香:でもなんか、訳わかんなくなっちゃって。そんな事考えるの性に合ってないし。
〇〇:......うん?
遥香:だから、私が〇〇君を変えることにしました!
〇〇:へ?
遥香:友達ってなんなのか教えてあげる。人に頼るって事がなにか教えてあげる。私は〇〇君と一緒にいる。1人で悩まないで。自分が分からなくなったら私の所に来て?
〇〇:..........。
遥香:私が〇〇君の事が怖いと思ったのは、君のことをまだ全然知らないから。だから教えてあげる代わりに君の事も教えて? "友達"なんだから。
〇〇:....ありがとう。
〇〇:それと、本当に.....ごめんなさい。なんにも分かってなかった。休んでた間ずっと考えてた。
遥香:うん。
〇〇:殺人犯の血を引いてる事を受け止めた上で、僕は変わりたいと思った。遥香さん達と友達になりたいと思った。
遥香:......。
〇〇:もう一度、僕と友達になってくれますか?
遥香:....グスッ..ウゥ.....。
〇〇:は、遥香さん?
遥香:....いいにぎまっでるじゃんグスッ もうどもだちだよぉぉ。
〇〇:遥香さん!?泣いてる!?
遥香:〇〇君のばかぁ!また私の前がらどもだちがいなぐなっちゃったと思っだじゃん!
遥香は目の前で友達だった禅の妹を亡くした過去がある。〇〇が学校に来なかったことにより、禅の妹と〇〇を重ねてしまっていた。
遥香が落ち着くまでしばらく時間がかかった。
〇〇:は、遥香さん。落ち着いた?
遥香:......うん。ごめん。
〇〇:心配かけてごめんね。
遥香:....許さない。
〇〇:え?なんて?
遥香:許さない!
〇〇:えぇ!?じゃ、どうすれば....。
遥香:今日は〇〇君の家にいる。
〇〇:は?
遥香:〇〇君の家で今日一緒に過ごさせてくれたら許す!
〇〇:え、えぇえぇえぇえ!?
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To be continued
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