MCU映画感想その⑲「アントマン&ワスプ」

※このnoteには映画本編ならびにMCU他作品のネタバレが含まれているのでご注意ください。

MCU映画全作品を公開順に見ていくチャレンジ19本目はアントマンシリーズの2作目「アントマン&ワスプ」。
アントマンシリーズはMCUシリーズの中では上映時間が比較的コンパクトで前回の117分に続いて今回も118分という集中力に欠ける自分みたいな人間にも優しい構成になってる。

また今回はワスプというバディを携えての登場だけど、もちろんワスプの正体はハンク博士の娘、ホープ。
前回までその危険性ゆえに、かたくなに娘にスーツを着せることを拒否してたハンク博士だったけど、そんな葛藤はどこへやらといった感じ。
ただしワスプ(ホープのスーツ)は羽つきだったり、アントマンのものと比べてはるかにハイスペックなもので、娘の能力に対する信頼以上に親心を強く感じる。
ワスプスーツの開発に資本を費やしすぎたのか、アントマンのほうはサイズ調整が故障していたり、ダウングレードされてるという・・・。

そのアントマンことスコット・ラングは今回もその働きアリっぷりを発揮しちゃってるというか、ヒーローでありながら自分の意志をもてない状況下にあるのがいたたまれない気持ちになる。
量子世界へのジャネット救出作戦にしてもほぼ強制的に駆り出されてるし。
どうも損な役回りとも思えるが、そこは生涯のパートナーになるであろうホープの家庭と苦労を重ねながらも上手にやっていこうとする夫の姿を見た気がする。
そう考えるとかっこよくみえてきた。

今回のヴィラン、といっていいのかわからないけどエイヴァのゴーストという設定はアントマンの小型化(大型化)に対する意味でなるほどなと思ったのだが、両者のギミックが噛み合ったアクションシーンが見られないのが残念だった。
エイヴァが(死期が近いためなのか)透明化の能力を生かしきれてないのと、それに対抗する形でアントマンたちが小型化(大型化)する場面がほとんどなかったのが不満だった。
また前回のキャシーの部屋での決戦のようなミニチュア化を生かしたアクションシーンやアリさんたちの活躍が控えめだったのも不満点。
カーアクションでキティちゃんの巨大化するくだりだったり、前回のようにアリの集団で巨大な戦力に立ち向かうような構図を期待してたのでそういう面では肩透かしを食らった。
アリさんたちの活躍もかなり控えめだった

同様に3バカの活躍も今回は控えめだったけど、「ヒューマン・ジュークボックス」ルイスの長話は今回も健在で、スコットと魚だ鳥だのくだらない言い合いも面白かった。

ハンク博士の自らの命をなげうつ活躍もあり、ジャネットを救出してめでたしめでたしかと思いきや、インフィニティ・ウォーのラストにつながってくるんだな。
アントマンは量子世界からどうやって抜け出すんだろう。
3バカの活躍はあるのか?

最後までお読みいただきありがとうございました。
#MCU #映画 #アントマン &ワスプ

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