MCU映画感想その⑲「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」

そして※このnoteには映画本編ならびにMCU他作品のネタバレが含まれているのでご注意ください。

MCU映画全作品を公開順に見ていくチャレンジ19本目はアベンジャーズの3作目となるインフィニティ・ウォー。
そのあまりの豪華さから長尺なことですっかりお馴染みのアベンジャーズシリーズだけど、今回は回重ねるごとに増えていくマーベルヒーローほぼ全員集合ってことでなんと149分!!!
ここまで見てきたMCU作品で一番長いのでは?
というわけで、前日にしっかり睡眠時間をとって鑑賞用の時間も確保して臨んだ。

各ヒーローについて挙げていくとキリがないので数人だけ。

まず冒頭から前作で最強神話に翳りの見られたハルクがやられちゃってます。
この調子だと今後はモブキャラと化してしまいそうだけど、なかなかブルースからハルクの変身できなかったり不完全なところも多いので今後に期待でしょう。アルティメット・ハルクがみたい!!
今回はアイアンマン風のロボットを操作したり、ハルクよりバナーの活躍が目立った。

続いてロキは今回も序盤から悪戯っ子、裏切り神っぷりを発揮してるけど、まさか殺されちゃうとは・・・。
この展開は読めなかったなあ。復活してくれ・・・。

ウィドウは大きな特徴の赤髪から金髪に様変わりしてて、最初CIAの人と勘違いしてしまった(笑)
前回逃亡した流れで戸籍上も別人として生活するために髪色も変えたのかなとか妄想してみる。

しかしワンダとヴィジョンが恋仲になってるのにはびっくりした。
ヴィジョンの手料理がワンダの胃袋をつかんだんだろうか。
ヴィジョンは前回と違って服装だけじゃなく顔面も人間仕様になってたりする。
ちなみに字幕版ではサノス一派に襲撃されて、人間から元の顔に戻るところではじめてヴィジョンって字幕(ワンダのセリフ)が出ることで正体が明かされる演出なんだけど、それ以前から字幕に出てないけどワンダが「ヴィジョン」連呼しててバレバレだっていう(笑)
吹き替え版はどうなってるんだろう。

そしてなんといっても最大にして最強のヴィラン、サノス。
彼の純粋すぎるが故の狂気とでもいえばいいのか。
正直自分の中では消化しきれてなくって、人口を半分にして手にしたい彼が思い描いた平和、どんな理想を思い描いていたのか理解できなかった。
少しだけ出てきた故郷での話に鍵があるのか?
涙ながらにガモーラを手にかけるのも経緯として無理があると思ったけど、回想シーンから察するにサノスのガモーラに対する愛情はヨンドゥのスター・ロードに対する愛情に通じるものがあって、端から見たらひどいやつかもしれないが、本人としては親子愛以外の何物でもないみたいな。
その親子愛が一方通行じゃないのは、ガモーラがサノス(幻想)を殺したと思い込んで涙を流しているところからもわかる。
だとすると、サノスが思い描いていた平和にはガモーラもいたはずで、だからこその平和と娘(愛の象徴)を両天秤にかけての涙だったと言えるのか。

映画が終わりに近づくにつれて、どうやってサノス倒すんだろうと思ってたんだけど、6つ石集めた時点で「あれ?これ倒すの無理じゃね?」って思った。
だって指パッチンしただけで終わりだもん。
実際に今回倒すことはなく、まさかのラスト。
これは映画館で見たかったな。エンドロールが流れた瞬間、映画館から出るとき絶対みんなキョトンとしてるやつじゃん。
そういう気持ちの共有の仕方ってなんか面白くないですか?

見る前に危惧していた上映時間の長さについては全く気にならなかった。
むしろこのストーリーをまとめるのに149分は短すぎると思うくらい。
その中で当然各ヒーローの出番の偏りが出てしまうのは致し方ない。
個人的にはキャプテン・アメリカやブラックパンサーにもっと活躍してほしかったけど、みんな平等にってするとそれこそ長弛みして話とっちらかりそうだしね。
そういう意味では149分という限られた時間の中で、サノスというヴィランの存在で話の軸をぶらさずに、6つの石というギミックを利用して、グループ分けすることで各ヒーローの活躍の場を与えていて非常に上手くまとまっている作品だと感じた。

次作は今回何故か不在だったアントマンの2作目。
というかなんでいなかったんだ?そこら辺の理由も明かされるんだろうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。
#MCU #映画 #アベンジャーズ

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