MCU映画感想その⑭「ドクター・ストレンジ」

※このnoteには映画本編のネタバレが含まれているのでご注意ください。

MCU映画全作品を公開順に見ていくチャレンジの14弾は「ドクター・ストレンジ」。
って、14作目にしてまた新しいヒーロー出てくるの?ちょっとヒーロー増やしすぎじゃないですかね。
なんて思うのは自分が1日1本ペースで見てるからだろうか。

率直に言うと、前半の流れは結構苦痛だった。
冒頭のワンとゼロッツの異次元アクションシーンで高まったんだけど、そこからの医療ドラマとスターウォーズ的な修行の場面が絵的に面白くなかった。
自分が映画に求めてるのって話の筋の面白さ以上に、動画として見てワクワクさせられるものなのかもしれない。
そういう意味ではどっかで見たことあるようなシーンが続くみたいな印象を持ってしまった。

一方でドクターたちの魔術を生かしたアクションシーンは新鮮味があって楽しかった。
壁を走ったりして目が回るようだけど気持ち悪くはならないカメラワークだったり、ビルがねじれて崩壊するシーンの映像処理(?)がすごすぎて感動した。
ロンドン、NY、香港というビルやものに溢れて都会的な反面雑多ともいえる舞台と魔術の組み合わせがとにかく抜群に生かされた映像。
崩落した香港を逆再生で戻すとこなんかもそうだと思う。
逆に砂漠みたいな殺風景なところだとどういう映像が撮れるのか、見たいような見たくないような。

今回はドクター・ストレンジの兄弟子としてモルドが登場するけど、ヒーローを支える黒人系の仲間というのがMCU作品においてだいぶ定着してきた印象(ローズ、ファルコン)。
その流れに一石を投じる存在としてブラックパンサーが前回出てきたけど。
また東洋人ではウォンなんかも出てきたけど、東洋人系のヒーローも今後登場してほしいなーっていう思った。

最終盤に満を持して登場したカラマムゥのキャラデザは意外とファンタジーでなんか思ってたのと違った(笑)
そんなカラマムゥを倒す暗黒次元の力(逆再生、無限ループ)を見て「サイケまたしても」っていう漫画を思い出した。
その漫画には川に落ちる代わりに1日前に戻れるって能力がある。
一見肉体も回復してやり直し放題で無敵なんだけど精神的な痛みは蓄積されていくから脳が疲弊していくという。
ストレンジの無限ループの場面もこちらが見てる以上に疲労が蓄積されていくのかもしれない。
またどこまで戻せるかっていうのも興味があって、仮に両腕を怪我する前まで戻せたとしても「自然の摂理を壊さない」選択をとることができるのかな。

個人的にドクター・ストレンジはキャラデザ含めてあまり好きなタイプのヒーローなんだけど、だからこそ原作を読みたくなった。
調べてみたらMarvel Unlimitedってサービスでマーベルコミックがサブスクで読み放題らしく契約を検討中・・・。

最後までお読みいただきありがとうございました。
#MCU #映画 #ドクター・ストレンジ

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