Linux(Ubuntu)メモ その2
「Linux(Ubuntu)メモ その1」に引き続き、当方がLinux(Ubuntu)を操作した際の設定や対応などを記載しています。なお、そのときの環境は、Windows10のPCに、VirtualBox7.0(7.0.14 r161095)をインストールし、VirtualBox7.0のVMの1つとしてUbuntu 22.04LTSを実装しました。
Linuxカーネルの追加
Ubuntu 22.04のLinuxカーネルは「6.5.0-28」でしたが、以下の方法で別のカーネルを追加しました。なお、ご自身のカーネルは、
$ uname -a
で確認頂けます。まず、
$ sudo apt-cache search linux-image
を実行し、現在のカーネルと切り替え可能な一覧を表示します。
当方は、赤枠のインストールを行いたかったので、
$ sudo apt-get install linux-image-6.2.0-39-generic
を実行しました。インストール完了後、
$ sudo nano /etc/default/grub
を実行し、以下のようにブートローダ(Linux起動時のメニュー)の設定を変更します。
GRUB_TIMEOUT_STYLEを「menu」に変更することで、Ubuntuを起動する際、カーネルを選択できるようになります。
GRUB_TIMEOUTを「10」に変更することで、カーネルの選択を10秒待ってくれます。何も選択しなかったら、10秒後、デフォルトのカーネルで起動します(上記の場合、Linux 6.5.0-28で起動)。
ここで、
$ cat /boot/grub/grub.cfg | grep menuentry
を実行すると、追加したLinuxカーネルを確認頂けると思います(この例では、Linux 6.2.0-39も表示されます)。
Ubuntuを再起動すると、選択画面が表示され、↑↓で
Advanced options for Ubuntu
を選択し、Enterキーを押すと、カーネルの選択画面に移ります。
当方の場合は「6.5.0-28」もしくは「6.2.0-39」を選択し、Ubuntuを起動します。
UnixBenchの実行
UnixBenchのインストールから実行までの手順は以下の通りです。なお、UnixBenchは古くからUnixやLinuxで使われている有名なベンチマークプログラムです。整数演算のDhrystoneや浮動小数点演算のWhetstoneやファイルコピーなど全部で12種類が実行されます。まず、準備のため
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install git build-essential
を実行します。ここで「git」はソフトのバージョン管理ソフトで、「build-essential」は開発に必要なビルド環境(GNUのCコンパイラgccなど)がセットなったソフトです。
UnixBenchは、<GitHub - kdlucas/byte-unixbench: Automatically exported from code.google.com/p/byte-unixbench>の下図の赤枠からダウンロード可能でしたので、
上図の赤枠から、
$ git clone https://github.com/kdlucas/byte-unixbench.git
を実行します。次に、
$ ls
を実行すると、ホームディレクトリに「byte-unixbench」を確認できると思います。この中にUnixBenchがあります。
$ cd byte-unixbench
$ cd UnixBench
$ ls
を実行すると、「Run」を確認できますので、
$ ./Run
を実行すると、下図のようにUnixBenchがスタートします。
結果が出るまで30~60分かかります。
結果は「System Benchmarks Index Score」としてターミナルに表示されますが、home/<ユーザ名>/byte-unixbench/UnixBench/resultsにも保存されます。
UNIXシステムGeorgeの性能結果10がベースなので、結果が1815であれば181.5倍ということになります。
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