はたらくうえでの「自由」について考えてみる

あけましておめでとうございます。
新年に入り、もうそろそろ仕事が始まる方も多いのではないでしょうか。

はっきり言って、私は仕事が好きではありません。
早かった9連休が終わり、もうすぐ仕事が始まるかと思うと、とても憂鬱になってしまいます。

世間では、働き方改革と謳って、「長時間労働の是正」や「副業の解禁」などといった施策が取られている企業もあるかと思います。
私が働いている企業もその例外ではありませんが、それで仕事が好きになることがあるわけでもありませんし、自分の働き方に大きく変化があるかといえば、そんなこともありません。
そもそも、はたらく自由とは何なのでしょうか。私が思うはたらく自由について考えてみました。

自由とはなにか

広辞苑によると、自由とは

①心のままであること。思い通り。
②一般的には、責任をもって何かをすることに障害がないこと。

とあります。
仕事に置き換えてみると、自分の思い通りに仕事ができる状態にあるということでしょうか。
では、自分の思い通りに仕事ができる状態って具体的にどのような状態かと考えると、私は

自分で仕事を選択できる状態」

のことだと思っています。
自分で仕事を選択できれば、嫌な仕事を受けなくて済みますし、自分の好きなことを仕事にすることだってできるわけです。これって自由じゃないですか?
仕事が嫌だと感じるのは、上司から「これやっといて」と指示されて仕事をしていたりとか、本来やりたくもない仕事をやらされていたりするからだと思います。
逆に言えば、自分の意思で選択して、それが自分の好きな仕事であれば、たとえ長時間労働であったとしても、それを受け入れられると思いますし、自由な環境だなと感じることができるはずです。
長時間労働を是正したり、副業を解禁したりといった働き方改革を見て、世間の一部の方は「それって働き方改革になっているの?」と感じているかと思いますが、それは本来の意味では自由になっていないからだと思います。

フリーランス=自由ではない

もう一度言うと、私が考えるはたらくうえでの自由は

「自分で仕事を選択できる状態」

のことです。
よく自由の代表例として「フリーランス」といった言葉が挙げられますが、そのように考えると、フリーランスというのは自由になるための手段のひとつではありますが、フリーランスになれば必ず自由になれるかといえば決してそんなことはないと思います。
フリーランスは、どんな職業であれある程度の専門性が求められるはずです。
私はシステムエンジニアですが、フリーランスで仕事を受けるためにはプロジェクトのマネジメントスキルであったり、プログラムの設計や実装といった専門性が要求されるはずです。
専門的なスキルがないフリーランスは、自分が受けることのできる仕事が限られ、結局受けたくないような仕事を受けなければならないことだってあるかもしれません。
そういう意味では、フリーランスだから自由ということにはならないのです。

いきなり自由は手に入らない

はたらくうえでの自由について考えてみた結果、私は自由はただでは手に入らないし、いきない降って舞い降りてくるものでもないなと思いました。
自分以外の誰かに自分の自由を求めていても、何も変わりません。
自分から自由を手に入れていかなければならないのです。

自分が今やっている仕事がやりたくない仕事であったとしても、自分が将来自由になるためにやっておいたほうが良い仕事なのであれば、ちょっとはやってやろうという気持ちにもなります。


会社のために自分があるのではなく、自分のために会社がある。

今は自由ではない人も、将来の自由のために一緒に頑張っていきましょう!最後までご覧いただき、ありがとうございました。


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