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ラベル(Label)の文字をHTMLの修飾子で着色・サイズ変更などが可能

 ラベル(Label)にHTML修飾子を適用すると、文字単位で色の変更、サイズの変更、高さ方向の位置を変えることができます。ここではその設定方法を説明します。


HTML修飾子で、文字の見た目を変更できる場所

 変更できる場所は、つぎの3か所あります。
1)ラベル(Label)
2)Notifier(通知)
3)画面右上の横3本線メニューから、About this application を選択後の表示
4)時刻の文字列フォーマットで利用

1)ラベル(Label)

 ラベルでHTML拡張子を有効にするには、デザインメニューのプロパティで、HTMLFormat のチェックが必要です。

HTML Format の▢をチェックする

 効果のあるHTML修飾子は下記に限定されています。

ラベルへの記述例とその表示結果
取消のための文字の後ろの</記号>はこの後文字が無ければ不要です

HTML修飾子は、<big>変更する文字列</big>のようにセットで使う(後ろの</big>で効果を取り消す)。
・<big><small><sup><sub>は連続して利用することでその効果を大きくすることができます。取消も同じ数を連続してつかます。
・なお、文字列の改行は通常 \n で可能ですが、HTMLformat では効果はありません。代わりに、<br> を使います。

2)Notifier(通知)

 確認や警告を行う Notifier 。協調したい文字とかありますよね。下記は「特売日」の部分を赤い文字色でサイズを拡大しています。
 変更できるのはメッセージの部分のみで、タイトル(1行目)は変更できません。

今日は<big><big><big><font color="red">特売日</font></big></big></big>です

上記のメッセージの内容は
今日は<big><big><big><font color="red">特売日</font></big></big></big>です
 
改行は、\n でも <br> でも働きます

3)About this application

 Screenのプロパティの AboutScreen に記述した内容がここに表示されます。
 改行は、\n でも <br> でも働きます

Screen1のAboutScreenに説明を記述します。

4)時刻の文字列パターンで利用

 ラベル(Label)の一環ですが、下記の時刻データ(インスタンス)の文字列へのパーターンで、表計算ソフトの表示形式のように時刻の表示方法を変換できます。
ここに、HTML修飾子を適用すると

ClockコンポーネントのFormatDate のパターンに年月日記号文字(yyyyなど)をセットすると
年月日時分秒曜日などを自由に表現できる上記のように()など、好きな文字も追加できる
ここに、HTML修飾子を追加すると色や大きさを変更できることになる
サンプルaiaでは、年月日の選択で、土日を選択すると
土:青、日:赤 と文字色が変わる

5)コンポーネントMapグループのMarkerで情報を表示させる吹き出しの中で

▲ Mapで地図上にMarkerを表示し、改行と2行目を赤文字に設定           
Description(情報)の吹き出しに <br><font color="red">を追加し改行と赤文字設定 
2)Notifier(通知)と同じく、title には設定はできません             


※サンプルファイルのダウンロードと活用

 ここで紹介した画面のサンプル aia ファイルは次からダウンロードできます。適当なフォルダーにダウンロードし、App Invendor に読み込んで確認願います。

取り込み方法は下記記事で確認ください
日本語化AI2で読み込んでもそのまま利用できます。

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