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2/11(日) VCR feat. Objekt & CCL @west harlem

ⓉReport
Strada records様にEvent reportを投稿致しました。

校正、説明文の補足など手を加えて頂いております。
下記は原文になります。

Ⓣ原文

Vís、Chanaz、Ryogoが主催を務める”VCR”のVol.2が、ベルリンを拠点に活動するObjektとCCLをゲストに迎えて開催された。これらは両氏にとってアジアツアーの最終公演となっている。

ObjektはStrada recordsで作品を購入した事があり存在を知っていた。
また友人のDJ traumennから推薦されていたのでいつか目撃したいと思っていた。

2/9にcanの元メンバーだったダモ鈴木氏が亡くなった。
僕はcanの事が好きで、ダモ鈴木氏に関してはかつて大阪へLiveを観いった事があったのでとてもショックだった。
そのcanはドイツが誇るバンドである。Objekt & CCLがドイツから来日しているということで、僕は心の何処かでダモ鈴木氏を彼らに投影していた。

日付が変わった頃にWest Harlemへ訪れるとフロアは既に超満員だった。
Clubber達の熱気により湿度が高く、ステージの後に位置する窓ガラスは全面的に曇っていた。Chanazがその窓に即興で描いたイベントのレタリングが可愛かった。

僕はイエガーのショットにハイネケンをチェイサーとして胃へと流し込んでいた。そのセットを2杯程飲んだ頃にObjektとCCLが現れた。

寡黙な雰囲気のObjektに対し、CCLの穏和な情調が丁度よく混ざり合っており、BtoBは終始楽しそうに行われていた。
数曲繋いだ後にObjektのターンでサイケデリックなドラムと、それに乗せた気怠そうなVo.の曲が流れた。

I saw mushroom head.
I saw mushroom head.
I saw mushroom head.

canのmushroomである。ダモ鈴木氏への追悼だろうか。ツアー中でありながら早々に手配された献盤に感動した。

Krautrockは実質の所ダンス ミュージックだと思っている。
こういったクラブでかかっていても違和感がない。変則的なドラムのビートがスパイスとなり、その日のwest harlemの空間を優しい風味で包み込んでいた。
そうしてドラムキットの音はデジタルな四つ打ちへと繋がれ、またTB-303のacid な装飾を纏い深い夜へと潜っていった。

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