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微生物がレアアースを回収

使用済みの電子機器や家電から、レアアースなどの有用な金属を取り出して再利用できれば、日本は豊富な「都市鉱山」を持つことになる。

日本の海で採集した「マリクロマチウム属」と呼ぶ細菌は、ガリウムやインジウムなどの貴重な半導体材料を集める習性がある。さらに取り込んだ材料を結晶化して体外に塊として排出してくれる。

人工的に半導体の結晶化を行うには、高温の環境を作り出す大規模な装置が必要になり、稼動するには膨大なエネルギーが必要だ。細菌がこの工程を代わりにやってくれるのであれば、大幅な省エネにつながる。


『参考資料』

https://www.hiroshima-u.ac.jp/koho_press/news_events/event_2010/event_2010_09

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