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【技術教師旅】ヤマザキマザック工作機械博物館

田舎街にこんな素晴らしい博物館があるとは!!
 
今回、行ったのは岐阜県美濃加茂市にある工作機械の博物館
 
工作機械って!?
工作機械とは、機械を作るための機械です。すべての道具の中で、もっとも使いやすいものは「人の手」といわれていますが、人の力は弱く、同じものをつくり続けるのも苦手です。そこで、工作機械は、強力で、作業が速く、常に精密であるという、「人の手」にはない特性をもった機械です。
 
館内に入ると工作機械の進化の歴史を見ることができます。
 
世界最古の工作機械“旋盤(せんばん)”は、紀元前3世紀ごろのエジプト王朝の墓のレリーフ彫刻に、二人で向き合って作業する旋盤のようなものが記されています。これが、私たちが確認できる最も古い工作機械です。加工物にひもを巻きつけて回転させる方式は、現代も使われ続けています。
 


1200年代、中世ヨーロッパは、大幅な人口増加により経済が成長しました。この時代活躍したのが“足踏みポール旋盤”です。加工物に巻きつけた紐の一方をペダルに、もう一方は天井の桟(さん)に結びつけられ、ペダルを強く踏むことにより、加工物に回転を与えて切削します。これまで二人で作業をしていのが、一人で作業をすることができるようになりました。
 


1800年代、イギリスの産業革命は工作機械の発展にもっとも重要な役割を果たします。近代的な工作機械は、蒸気機関や紡績機械を製造するために、工夫され1900年代後半までには今日使われている、ほとんどの工作機械の原型が完成しています。
 


ヤマザキマザック工作機械博物館は、工作機械の進化の歴史を見ることができます。写真だけでなく、実機が再現されているので、構造がよくわかり、文明・技術の発展を肌で感じることができます。ぜひ、足をはこんでみてください。
 
『ヤマザキマザック工作機械博物館』
https://machine-tools-museum.mazak.com

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