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【技術史】日本のロボットの先駆け

日本では、日清・日露戦争の時代に重工業が栄えましたが、高価な自動機械はほとんど導入されず、製造業での自動化は遅れていました。そんななか、1928年、新聞論説者の西村真琴がユニークなロボット「學天則(がくてんそく)」を作りました。
學天則は、首を傾けて注視するなど何かを観察しているような姿勢で、手に持った霊感灯が光って霊感を感じた状態になると、それを書き留めるように腕や手を動かすロボットでした。西村氏は生物学者だったこともあり、リアルな動きや豊かな表情変化を追求しました。ゴムチューブが伝える空気圧を動力として、大きな機械音をだすことなく動きました。
 
『参考資料』
https://www.nippon.com/ja/views/b00906/

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