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人に反応する人感センサー

人感センサーとは、人の動きを感知するセンサーです。住宅の外灯や部屋の照明、トイレの自動洗浄、自動ドアなどに使われています。
 
人感センサーは集電素子と呼ばれる赤外線を検出する素子を使用しています。集電素子は特殊な物質で、自然状態で内部の電荷が正負に分かれています。(分極という)
 
平常時の集電素子は、分極電荷に空気中の浮遊電荷が吸着し、電気的に中和されています。
 


ここに赤外線が照射されると、温度が上昇し分極電荷が減少します。浮遊電荷はこの分極電荷の変化の速度に反応できず、集電素子の表面が一時的に正・負に帯電することになります。
これを人が横切ったと判断することで、人感センサーがなりたっています。

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