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【舞台裏を紹介】ムサビWEBオープンキャンパスLIVE!に行ってきた(概念的に)

普段はPARTNERというサイトで「手羽美術大学★」を連載してますが、サーバが不調なため、復旧するまでnoteに書きます。


6月13日(土)、MUSABI WEB OPEN CAMPUS LIVEが開催されたのでそのレポートをお送りします。

ムサビオープンキャンパスについて

毎年6月に開催してるムサビのオープンキャンパスは、例年5000人以上の来場者があります。

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こんな賑やかになる二日間なんですが、今年はコロナの関係で来校型のオープンキャンパスは中止。

その代わりにWEBで「WEBオープンキャンパス」を展開することにし、特に6月13日、14日は生配信を中心にお送りする「オープンキャンパスLIVE!」となりました。
「WEBでオープンなキャンパスってどないやねん」というツッコミもあると思いますが、キャンパスは概念的なものですね・・。「カップ焼きそば」に「焼いてないやん!」と誰も突っ込みませんよね。そういう感じです(無理やり)。

WEBオープンキャンパスの裏側を紹介!

毎年オーキャンレポートをやってるけど、WEBオーキャンのレポートって画面をキャプチャばかりになっちゃう。それだけじゃつまらないんで、その舞台裏をレポートします。東京の美大はこれからWEBオーキャンをやる大学が多いし、その参考になれば。

朝9時に大学へ行くと、

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会議室でオンライン卒業生トークのリハをモデレータの酒井くんがやってた。

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こちらは卒業生トークの様子で、左がモデレータのD-LANDの建築OB・酒井くん、右がデザイナーの三澤遥さん。
画面で見るとこんな感じですが、

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実際の背景はこんな感じ。
かまってほしくて、酒井くんの席を横取り。

ちなみにオーキャンライブのトップバッターは

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基礎デ・原研哉先生とCMディレクターの中島信也さんという豪華布陣!
あ、画面を並べて撮影しただけで、全然違うコンテンツです。
全体企画は入試・広報チームが主体となり、各学科企画は各学科で運営することになってます。なので、よく言えばムサビオーキャンはコンテンツが豊富、悪く言えばこうやって企画の時間がかぶっちゃうんです。

やっぱり美大のオープンキャンパスなんだからアトリエや工房を高校生に見せたいし、直接作品を見たいし見せたいし、対面で教授や学生と話をしてもらいたい。WEBの「直接会えない」というデメリットもありますが、一方で「わざわざムサビまで行かなくてもいい」というメリットも大きい。

卒業生トークが典型例で、いつものオーキャンだと出演時間が1時間ちょっとでも田舎のムサビまで来てもらう1日仕事になります。遠距離の方だと1泊2日コース。
でもWEBなら出演時間+αでよくなる。
これならお忙しい卒業生の出演が可能になるし、そのクリエイターに興味のある北海道の高校生もそのためだけにわざわざ東京まで行かなくてよくなるんですね。

これまでも「講演をyoutubeで配信します!」はやってましたが、ライブ配信は準備がどうしても大掛かりになっちゃうから、なかなか全部を配信することはできませんでした。
今回のコロナで「あ。Zoomでいいやん」と発信側・受信側が気が付いたことが大きいと思ってます。それと画面を両方出しておけば、同時間のコンテンツでも同時に見ることができるメリットも。

では、WEBオーキャンLIVEの裏側紹介にもどりましょ。
Zoomを使ったオンライン相談会は、一か所に集まるとソーシャルディスタンスを守れないし、他の人の音声が入って邪魔だから、分散してやるしかありません。
大学企画グループ長は自分のデスクで個別相談やるっていうんだけど、汚い背景。

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「それじゃムサビがバカにされるでしょ!」と手羽の私物のグリーンバックを持ってきてあげた。あ、在宅勤務用にグリーンバック買ったんです。まだ1回しか使ってないけど。

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予約制の全体説明会で数10人相手になるので、サポートスタッフが横について、

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画面共有したり、チャット画面にいろいろ補足事項を書いてました。

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事務局の端っこで個別相談をする広報スタッフ。
来校型オーキャンだと数日前から大人数で机を動かして、あちこちに装飾をほどこして、資料をセットして・・と準備が必要だけど、ほぼいつもの状態でオーキャンができちゃうというね。
学内の「オープンキャンパスの季節がやってきたか感」が全然ない寂しさもあるけど、これってすごいなあ、と。

大雨の中、15号館に移動すると、

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2年前にできたばかりのクリエイティブイノベーション学科(以下CI学科)がライブ配信してた。
CI学科はこのためにオンライン配信を実験的に何度もやってきたから慣れたもん。ジングルも流れてましたね。

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CI学科主任教授の井口先生、CIスタッフの小山さん、それと最近ライブ配信に出まくりの市ヶ谷チームの河野さんが「CI学科の誕生秘話」をテーマにトーク。

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手羽を出してくれたら、あんなことこんなこといっぱいしゃべるんだけどなあ。ただほとんどピー音が入っちゃうけど。

昨日のコンテンツをまとめて紹介!

ここからはライブ中のものをキャプチャした画像を張りつけていきます。

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CI学科はコニカミノルタの神谷さんとつないでこれからの産学連携の話。
司会は社会連携チームの木反橋くん。

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卒業生トーク。広瀬監督は映像学科卒。

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映像学科といえば、映像学科・シャルル先生がzoomで学生さんや卒業生をつないで作品を紹介してました。

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オーキャン数日前にやることが決まったそうで、たった数日でここまでのことができちゃうんだな・・。

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芸術文化学科は長野の高校生とつないで作品の講評会。
ゲストは旅ムサでおなじみ教職の三澤先生。

13日のコンテンツで個人的に面白かった配信が二つあって、一つは芸術文化学科の

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ぬくみ・・じゃなくて是枝先生のプチ造形演習の授業。

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今年のオンライン授業もこんな感じでやってらっしゃるんだろうなあ、と。
途中PCを持って動いたり、全部先生は1人でやってるんです。

もう一つは

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CI学科の「探究科の取り組みと、これからの時代の大学における学び」
山形大学教授で前 山形県立山形東高校校長の佐藤俊一先生とi.club代表理事の小川悠さん、長谷川敦士先生、そして出まくってる河野さん進行によるトークセッション。
佐藤先生は長谷川先生の高校時代の恩師とのことで、終始長谷川先生の顔が高校生のようになってました(笑)

高校生向けの話では全然ない気がするけど、すごくいい議論されてたんですよ。動画公開されてるので、大人の方はぜひ見てください。これほんとに必見です。
https://www.youtube.com/watch?v=7eEU-4eHets

まとめ

WEBオーキャンを終日チェックした感想をまとめます。他美大さんの参考になれば。
●Zoom対談中継はずっと同じ絵面(上半身だけの固定画像)が続くから、話が面白くても絵に途中で飽きてきちゃう。ベタっとした平面的というか。会議システムだから仕方ないんだけど。
開催時間を1時間以内にするか、カットを割ったりカメラ位置を変えたり屋外にいったり立体的に見せた方がいいかも。途中で味を変える的な。
●画質も大事だけど、ライブ配信では音声の方が大事。
通信環境悪くて画面が止まっているよりも音声が途切れ途切れの方が参加しててつらい。
●マイクの性能も短い時間なら気にならないけど、長時間だとどうしても安いやつだと没入感が低い。さすがにCI学科はライブ配信慣れしてて、マイクの研究をやってて音がきれいだった。
●始まる時や終わる時のジングルがあった方がそれっぽくなる。
●サポートが1人入れるなら、どんどんチャットにトークのポイントを書き込んだ方が面白い。
●テレビ番組表みたいなタイムテーブル表が欲しい。
●これだけのコンテンツ量を、この短時間で作ったムサビはすごい。

本日14日もいろんな配信がありますんでぜひチェックしてください!
目玉はなんといっても、

視覚伝達デザイン学科卒で「左ききのエレン」の作者・かっぴーくんによる卒業生トークじゃないかと。11時30分から!!


以上、「手羽も出してほしいなあ。出たがりじゃなくて寂しがり屋なの。おっさんは寂しいと死んじゃうんだよ」とあちこちで言ってたら、広報スタッフから「仕方ないなあ・・じゃ、手羽さんは明日WEBキャンパスツアーでもやります?」と言われた手羽がお送りいたしました。

ちょっと待ってよ。河野さんとか木板橋くんとか若手がディスカッションのコーディネータとか司会をガンガンやってるのに、手羽は雨の中外回りをしろと?しかも全然学生がいない盛り上げるにかける学内を?
例えるなら、パンサー尾形が泥まみれのロケをやって、それをスタジオで第7世代がコメントする的な感じじゃね?世代交代?
「やだ。主役じゃないとヤダ」とわがまま言ったら構ってくれなくなって、

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酒井くんのパソコンを勝手につかって、自分が卒業生トークの進行をやってる様子を脳内シミュレーション。


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