文化に関する世論調査の結果について

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今日は、みなさんの観劇に対する意識を調査しました！

前半は、文化庁が令和２年３月に発表した「文化に関する世論調査
報告書」より。
https://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/bunka_yoronchosa.html

後半は、独立行政法人日本芸術文化振興会による「鑑賞行動に関するアンケート調査（演劇）平成 28 年度助成事業より」
https://www.ntj.jac.go.jp/assets/files/kikin/artscouncil/engekityousa20180330.pdf

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「鑑賞行動に関するアンケート調査（演劇）平成 28 年度助成事業より」
●調査目的
文化に関する国民の意識を把握し、今後の施策の参考とする。

●調査対象
（１）母集団 全国 18 歳以上の日本国籍を有する者
（２）標本数 3,000 人

●調査期間
令和２年２月３日（月）～令和２年２月１０日（月）

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●文化芸術の鑑賞
・過去 1 年間の鑑賞率は 67.3％。
ジャンルとしては「映画（アニメを除く）」、「歴史的な建物や遺
跡」「美術」が上位に並ぶ。

「ミュージカル」の鑑賞率は 7.9％。
「現代演劇・児童演劇・人形劇の鑑賞率は 4.7％。

・鑑賞しなかった理由としては「関心がないから」が 34.7％と最も多く、ついで「特にない・分からない」が 21.0%となっている。

●どうすればもっと文化芸術の鑑賞活動が増えるか、
最も高いのは「入場料が安くなる」の 48.1％。
「住んでいる地域やその近くに美術館・博物館ができる」の 33.6％
「展覧会の開催に関する情報が分かりやすく提供される」（25.4％）
となっており、経済的要因、交通の便に関わる要因や情報提供に関わる要因が上位に並ぶこととなった。
性別及び年齢別では傾向に大きな差はない。

●この 1 年間に、チケット代金以外の文化芸術振興に関わる寄付をしたことがあるか？
「したことがある」は 5.2％。
「したことはないが、今後はしてみたい」は 33.4％。

●どうすればもっと寄付しやすくなる、もしくは寄付してもいいと思えるようになると思いますか。
「寄付金の収支が明確になること」の 34.7％が最も多い。
「寄付に関する基礎的な情報が提供されること」の 33.6％
「寄付先の活動状況や財務情報が積極的に公開されること」の 28.5％、
「寄付に対する控除など、納税の際の優遇措置が拡充されること」の 26.6％と続く。

●文化芸術の振興を図ることにより社会にもたらされる効果として期待す
ること
「地域社会・経済の活性化」の 49.3％が最も多い。
「子どもの心豊かな成長」の 37.6％、
「人々が生きる楽しみを見出せる」の 34.9％
「地域に対する愛着や誇りの醸成」の31.6％

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「鑑賞行動に関するアンケート調査（演劇）」

●鑑賞者の性別
“男性”が 31％
“女性”が 49％
“無回答”20％

≪ジャンル別≫

●「本日はどなたとお越しになりましたか」
“1 人”が 37％
“友人・知人”24％
“家族”20％

●「何人でお越しになりましたか」
“1 人”が 37％で最も高い比率となった。人数が増えるほど比率は下がっていく。

“1 人”での比率が最も高いのは、1980～1990 年代の 35％、2000 年代の 47％。
1960～1970 年代は、“3～4 人”が 26％と高い比率を示した。

●会場までの所要時間
“～1 時間”の回答が 30％と高く、次いで“～1.5 時間”が 24％を示し
た。

●1 年間で平均どれくらい舞台（公演）をご覧になりますか

●.公演の満足度
“期待以上によい”が 46％
“期待通りによい”が 27％

●「本日の公演を何によってお知りになりましたか」
団体からの“公演案内”が 27％
“友人・知人”が 21％

●来場動機
“出演団体ファン”が 24％、
“出演者・スタッフ”が 20％
“誘われた”が 14％

●「チケット購入から公演まで困ったことはありましたか
“その他”が一番多く、“チケット料金が高い”、公演会場までの“交通アクセスが悪い”と続いた。

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ミュージカルの鑑賞率が 7.9％。演劇の 4.7％を見ると、まだまだ舞台を見にいく比率は少ないですね。

ただ、2.5次元舞台については、
2018年の2.5次元ミュージカル市場規模推計は、前年比44.9％増の226億円となり、順調な成長が続いています。

2.5次元舞台の推移などはまた今後調べていきたいと思います！

ではまたっ！

TEATRO