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[Talk]ちょっと手間が、ちょっとうれしい。(3)

台湾茶のスタイルに魅せられた
喫茶時光のスタッフ(阿尾・佐和)によるトークです。

お湯を沸かせて、急須に茶葉を入れ、お湯を注ぐ。
そんな「ちょっと手間が、ちょっとうれしい」こと、ありませんか?


阿尾 飲食は手間がうれしさにつながることが多いよ。おしぼりは専門の会社が洗ってビニール包装してお店に卸してたりするけど、それをそのままお客さんに出さずに、手で巻き直したり。手仕事の感覚を伝えることができるって言うんだ。

佐和 そのひと手間で、そんなに違った感覚になると。たしかに、ふっくら感があるおしぼりは嬉しい。ビニール包装のまま出してくれるお店もあるから、自分で巻き直してみようかな。

阿尾 「おしぼりは巻き直せ!」って、居酒屋のオーナーさんが言っているのを聞いたことがある。ちょっとした手間でお客さんが喜んでくれるなら、やらないわけはないよね。

佐和 ビニール包装のままで、おしぼりを貰っても違和感は持たなかった。けれど、箸を紙包装された状態で渡されることがあって、それは面食らったかな。コロナの影響で、テイクアウト用の包装された箸をそのまま提供しているのだろう。

阿尾 さすがにコロナ対策だとしたら、包装を解いて箸を渡すのは意味がないよね。難しいところだ。居酒屋で手間だと思うのが、手書きメニューだと思う。筆で書いたメニュー、あれは「ちょっと手間」ではなくて、「とても手間」だろうけど。

佐和 書き間違えたりして、時間もかかるでしょう。手書きメニューは、読みにくいこともあるから、あんまりうれしいと思ったことがない。グレードの良いお店に行ってないということなのかもしれない。手書きメニューはうれしいですか?

阿尾 たしかに、お店のグレードで変わるよね。手書きメニューは嬉しいですよ。いつも仕入れやメニューが固定ではない、ということだし、メニューを考えてくれている感じも伝わる。

佐和 一度、手書きで書いたメニューをコピーして使ってるお店もあるよね。手間がかかってるのか手間を省いているのか、ちょっとモヤモヤかな。


本日のお茶

木柵鐵観音

阿尾 今日のお茶は台湾四大銘茶の三回目、木柵鐵観音です。
佐和 これは自分が持ってる烏龍茶のイメージそのままのお茶ですね。
飲み慣れているせいか、一番好みと合いますね。
阿尾 口の中のさっぱり感は抜群ですね。

阿尾
仕事の合間にお茶でひと息つきたいスーツ組。
たばこ休憩ならぬ「お茶休憩」が浸透することを願う。
オフィスワークのストレスはお茶で流せると信じている。
佐和
同じ茶葉で何度も抽出を繰り返すめんどくさがり屋。
長年、ペットボトルでミネラルウォーターと烏龍茶を愛飲してきた。
氷河期世代が抱える怨念はお茶で流せると信じている。

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