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[Talk]ちょっと手間が、ちょっとうれしい。(2)

台湾茶のスタイルに魅せられた
喫茶時光のスタッフ(阿尾・佐和)によるトークです。

お湯を沸かせて、急須に茶葉を入れ、お湯を注ぐ。
そんな「ちょっと手間が、ちょっとうれしい」こと、ありませんか?


佐和 冷えた弁当をレンジで温めるのは、多くの人に共感してもらえそう。ひと手間かけて、おいしく食べられるというのがうれしい。スーパーやコンビニにレンジが置いてあるのは、その証拠だと思う。職場にレンジがあるという人も多いんじゃないかな。

阿尾 食事は手間を惜しまないよね。おいしく食べるだけじゃなくて、店員さんが温めてくれるっていう対応も嬉しい。セルフサービスだと、ちょっと切ないよ。

佐和 接客してくれて、代わりに手間をかけてくれるのがありがたい。店員さんが商品を袋に入れてくれるとか、箸を何膳入れるか聞いてくれたり。気遣いがうれしいし、ぶっきらぼうでも何だかんだ言って手をかけてくれるのが良いね。

阿尾 昔は接客がわずらわしいと思ったもんだけど、無人サービスが増えると、人が対応してくれる価値がわかってきた。安さを追求すると無人化になるのも分かるけれど、味気ないんだよね。特に飲食は。

佐和 客が自分のスマホで注文するという「セルフオーダー」の店も増えてるね。極端なところだと、メニューもいっさい置いてないところもあったり。

阿尾 それで店員さんがフードを持ってきてくれるなら、まだ良い。番号で呼ばれて取りに行く店だと、何しに来たんだろうって思うこともある。最近、猫のキャラクターに仕立てた配膳ロボットも増えてるけれど、あの猫風にしてあったりBGMが流れたり、そういう工夫、ひと手間が大事なんだろうね。

佐和 配膳ロボットは驚いた。確かに猫キャラとBGMを使った演出は、大事だと思う。ブザーとか番号だけで持って来られても、印象悪いはず。

阿尾 「なんでも人が良い」っていうわけでもないんだな、と思わされたよ。


本日のお茶

文山包種茶

阿尾 今日のお茶は前回に続き台湾四大銘茶の一つ、文山包種茶です。
佐和 烏龍茶と緑茶の中間ぐらいでさっぱりしてますね。
阿尾 わたしは、このお茶のするっと喉を通っておなかに落ちていくところが好みですね。後味(あとあじ)で香りが口の中に残るところもお茶を飲んでいる感があっていいです。

阿尾
仕事の合間にお茶でひと息つきたいスーツ組。
たばこ休憩ならぬ「お茶休憩」が浸透することを願う。
オフィスワークのストレスはお茶で流せると信じている。
佐和
同じ茶葉で何度も抽出を繰り返すめんどくさがり屋。
長年、ペットボトルでミネラルウォーターと烏龍茶を愛飲してきた。
氷河期世代が抱える怨念はお茶で流せると信じている。

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