寝る子は育つ ～整体師がやって来たこと③～
寝た気がしない、と思う事は私にもあります。でも時々です。毎日だったら死んじゃう、と思っています。
眠れない時にお酒を、ということもありますが、それはあまりいい方法ではなかったですね。10代からの私の試行錯誤はこうでした。
朝練の功績
小学生までは寝坊の方でしたよ。登校時間ギリギリに起きて、10分で支度してご飯食べて走って出ていく。でも小学校が遠かったんですよね。上り坂で30分かかるところに学校がありました。なので8時過ぎに起きたらもう間に合わない。中学校は小学校の隣にありました。9年間の上り坂通学が私の基礎体力を作ったと思っています。
中学に入ると部活の朝練が始まりました。吹奏楽部なので毎日です。1年生の後半から副部長になったので楽器室のカギを開ける仕事も加わりました。7時20分には職員室にカギを貰いに行きます。顧問の先生より早く来ちゃうことがあって、早く来ている他の先生と仲良くなったり。朝の職員室チームに私が加わっている感じになってました。
2年生になると母はお弁当作りを放棄しました。
「朝錬はあんただけなんだから1人のために早く起きるなんて嫌だ。女の子なんだから自分で詰めていきなさい」
鬼！と思いましたが高校生になっていた姉と兄は購買で買う事もできたので、私1人がお弁当か、それも朝錬付だし、と思うと自分でやります、と納得しました。
お陰で卵焼きとか上手になりました。最初の頃は砂糖を入れ過ぎて真っ黒になりましたが。
3年生になると彼氏ができました。同じ部活だったので一緒に朝錬に行きます。カギ係の私のせいで6時45分に待ち合わせです。通学だけが唯一のデートでしたが朝デートですよ、手も繋げない、横で歩いているだけで精いっぱいの。それも上り坂。
この頃になると髪の跳ねも気になって、支度に時間がかかります。
彼は私よりもさらに学校から遠いところに住んでいたのでもっと早かったと思う。お互い5時半ごろには起きてたんじゃないかな。
でも朝日の中2人で歩いていたのは、良い思い出と共によく眠れる身体を作ったな、と思っています。
セロトニン出まくりだもの。
朝錬の功績：早朝って色々なことができる
深酒の罪過
大学生にもなるとバリバリお酒を飲んでいました。強くはないんだけど、酔っても吐いても飲んじゃうの。トイレ行って指突っ込んで吐いて、戻ってきてまた飲む。
今思い出すと恐ろしい。でもこんなこと20代しかできなかったな、やっといて良かったな、とも思う。一緒に飲んでいる仲間が良かったお陰で、急性アルコール中毒にもならず、強姦もされずだったのは感謝しかない。
社会人になってちょっと加減して飲むようになりましたが、週6日くらいは飲んでました。仕事が絡むようになると悪酔いもしたし。
金曜の晩に職場の人とドシャーっと飲んで、土曜の晩に学生時代の仲間とドシャーっと飲む。そして日曜は死んでる。
決して強くはなかったので、ひどい二日酔いで日曜は寝て過ごしてることも多かったです。だんだん平日でもそうなって、午前中半休を貰う事もありました。ダメダメ社員ですよ、まったく。
結婚するとかしないとか、プライベートもごちゃごちゃしてた時期でしたね、深酒してたのは。
お酒を飲んでも何も解決しないのに。飲んだところで眠れてないのに。
だからもう辞めたんですよ。深酒。今ではビール1杯で充分です。
二日酔いがなくなるだけで、ほんと快適。
夫がお酒を飲めないので付き合いで飲まないでいたら飲めなくなっちゃったんですけどね。
深酒の罪過：醜態をさらすだけで良い睡眠とは無関係
不安の手放し方
不安から来る睡眠障害はとても多くて、でも自分が不安に思っていると気が付かないこともとても多い。
これは私のお店に来た人に実際に起きたことです。
不安が始まりだったのではないけれど、おかしな状態になると不安に感じて悪循環になり加速します。
要因なんて沢山あるので、原因を探すのではなく、要因をひとつずつ取っていく。そうすると好循環に逆転して、徐々に眠れるようになってくる。眠れる身体に戻って初めて心と身体の修復が始まる。
不安を手放すには、我を通さないのも1つの方法です。
この人がやったように、自分が嫌だ嫌だと思っていた物を、もういいや、って手を放す。
眠れない→睡眠薬を処方された→薬漬けになる→嫌だ
で止めないで
嫌だ→でも飲まなくても死にそうだからどっちも同じか→飲んでみるか
まで想像してみる。
想像が途中で止まっていることが不安の正体だったりします。
今だとコロナ不安が蔓延してるかな。
仕事ができない→収入がなくなっちゃう→明日が見えない→いつ終わるんだ
という声をよく聞きますが、これはごちゃまぜ状態です。
仕事ができない→そう言えば長期休暇なんて取ったことなかった→
収入がなくなっちゃう→今までやっていなかったことでできることはなんだろう→
明日が見えない→別に今までも見えてなかったし→
いつ終わるんだ→この状態が日常になるんだな→
矢印の先を考えてみてください。
不安の手放し方：我を捨てた想像力が安眠につながる
20代以外はとにかく良く寝て生きて来ました。長時間寝ていたわけではなくて、夜寝ていた。これが良かったんですよ、後になって気が付きましたが。40代になってさらに寝ているので、いまさら身長が伸びました。
寝る子は育つ、って本当だなと思っています。
すごく喜びます（≧▽≦）きゃっ