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潜入捜査は日常 ~整体師がやって来たこと⑲~

潜入捜査をときどきやっている。
潜入しなければわからないことが沢山ある、と思っている。
なぜなら私は鈍いから。体感しないとわからない。

case1 スポーツジム

「ジムに行ってヨガを始めたの」と嬉しそうに言った人が後日、腰を痛めて来たからです。
ジムでは何をどのようにやっているのか、知りたかったんですよね。
私も平日会員になり、マシンもプールもスタジオレッスンも、できる限り参加してみました。
プールやスタジオのレッスンは先生1人に対して生徒2,30人でしょうか。
みんな同じレベルではないので、先生の目配り気配りは大変な物だな、と思いましたよ。
そして参加する生徒は大人なので、過去の記憶があります。
4,50年前にできていた記憶と、自分より年上の人ができている現実。
つい、今の自分もできるんじゃないかと、錯覚を起こす。
そして、無理をする。そして、痛める。

先生と同じこと、長くやって来た人と同じことができるとは、思わない方が良いです。でもジムにいると、できたい、と思ってしまう。

ダンスレッスンも同じ。みんながカッコよく踊れているからといって、入ったばかりの自分がカッコよくピップホップを踊れるなんて、ずっと先の話。

ヨガもバレエもフラメンコもボクササイズもヒップホップもやってみました。
どれも良いクラスです。身体を動かすっていいよね、って思う。楽しいし。
でも自分は自分、って思わないとやり過ぎちゃう。
私は自分が鈍くさい事を知っているので、みんなが右手を上げている時に左手が上がっていても、みんなが180度開脚をして身体を前に倒して鏡に映らないのに自分だけ映ってしまう事も、気に止めなかったけど、これを恥ずかしいと思ってしまうと、やり過ぎちゃうと思う。
1年半、このジムに通いましたよ。それでも追い付かないものでした。

さらに肩をガチガチに固まらせた状態でランニングマシンを使ってみました。
腕を大きく振って走る。
身体に良いような感じするでしょ。
固まっていた肩がほぐれる感じがするでしょ。
でもね、その後腫れ上がったんですよ。
揉み返しと同じ原理です。

今の自分の状態を自覚して、コツコツと積み上げて行かないと、怪我の元でした。

case1 スポーツジム:夢を見ちゃうけど何事も、千里の道も1歩から。

case2 整形外科

整形外科に行って「腰が痛いんですぅ」と言うと何をするのか、診察してもらいに行ったりします。
問診後レントゲンを撮ります。
写真を見て、骨や神経、その他異常がない事を確認してリハビリ室へ。
いぼいぼの付いたコロコロで、ジャッジャッと腰を撫でられ、脚に重りを付けてベッドに横になり、けん引です。
湿布を処方され、痛かったらまた来てね、と言われました。
至極当然です。
でも、「うちじゃないです」って言ってもいいのにな、と思います。
だって、外科ですから。

どこかに痛みを感じた時に、内部を調べることは大事です。
レントゲンは病院に行かないと撮れません。
でも整形外科とは、一度確認をしてもらう場所であって、異常はないと言われた後に通院する場所ではないです。

でもたまにいました、指導をしてくれる整形外科医が。
腰が痛い場合、大腰筋が固くなっていることがあります。
骨の問題ではないんです。
その人は大腰筋ストレッチの指導を、自分で実演して、やってくれました。
でも、ここまでやる整形外科はほんとに、少ないです。

case2 整形外科:整形をしないのに外科に通うのは、ちょっと違う

case3 同業他社

これはしょっちゅう潜入するんだけど。
どうにもへたくそには、同業者です、と名乗る時もある。
道場破りみたい。そんなつもりはないのだけど。
でも、どこにでも上手な人はいるなぁと勉強になることも多い。

私の所に通って来てくれていた人が引っ越しをして、子供も生まれたりして、頻繁に通ってくるのに無理がでてきたことがありました。
本人も「どこか近所で通いたいけど、変な人に変なことされたら嫌だ」と言います。
整体師が変な人で変なことしたら引っ叩いていいと思いますが。
私はその人の引っ越し先で、徒歩圏内の整体院やらマッサージ院やらカイロプラクティックをを調べて受けてきました。
彼に合う場所はどこかな、と思って。
これがかなり大事。
誰でも良いのならマッサージ機でいいんですよ。
彼は反応が鈍いので、受けた後30分くらいしないと実感がない人です。さらにはガードが固くなかなか打ち解けない。
でも理解をしようと勤めてくれる人でした。
自分のリクエストにどうやって答えてくれるのか、ちゃんと視てる。
ただ文句を言うだけの人ではないので、私とは結局17年の付き合いになっている。浮気性ではないんです。
彼には遠慮して触ってくる整体師ではダメで、マニュアル通りではダメで、自分が何のために何をしたのか言える人じゃないと難しい。

彼が私の所に来始めた頃、あまりにトンチンカンなので怒ったことがあります。
「あなたは奥さんが、今日の味噌汁はお味噌を替えたの、と言ってもわからないでしょ!」と。
それは、わかる、と言うので
「奥さんが、前髪切ったの、って言ってもわからないでしょ!」と言うと、唸って、わからないかも、と言いました。
そういうところだ!そういうところなんだよ!確実に変化があったのにあなたがわからないだけなんだから!気づきなさいよあほ!って。
そうしたら、気付こうと努力をしたんですよね。
そして身体は軽くなることができたのでした。

それは置いておいて。

そして、いたんですよ。彼を看れる整体師が彼の家の近所に(≧▽≦)
「〇〇の○○さんを指名して」と探し出すことができました。
彼はその後そこに通って、悪くない、とか言ってましたね。
私の所には定期健診のように年に2回くらいやってきます。
あとホントに辛い時。
症状が重い時はこっちに来るのかよ!倍料金だぞ!と突っ込みましたが。

case3 同業他社:半分遊び半分勉強でいくので寝て受けることはない

他にも色々潜入しています。
経費が掛かってしょうがないですよ。
でも何処で誰が何をやっているのか、噂やイメージだけでなく、ちゃんと見てくる、受けてくる、が大事と思っています。
どこにだって良い物も悪い物もある。その中で選択する。自分の目的は何かな、って考えて。

やって見て欲しい、潜入捜査。
私の所にも潜入捜査、こないかな~(≧▽≦)


すごく喜びます(≧▽≦)きゃっ