見出し画像

肩で風を切って歩く ~整体師がやって来たこと⑨~

私は小学生スイマーだったりボディボードをしていた時期があるのですが、息が吸えなくて死んじゃう、という思いを沢山してきました。
これは物理的に空気を遮断されちゃった場合ですが、空気の中にいて酸欠になることもあります。
肺から入った酸素が血液中に溶け込み、全身を巡って、二酸化炭素として肺から出される、というのはご存知だと思いますが、気体を液体に溶け込ませること、液体から気体を発生させること、ができなくても溺れちゃうんです。
私の母は肺がんで亡くなったのですが、輸血も点滴もしなかったんですよ。本人が望まなかったので私も踏ん張ったのですが、訪問で来てくれてた看護師さんも「もう、溺れちゃうからしなくて良いと思う」と言っていました。
肺が機能しなくなっていったからです。

肺がんでもないのに、上手く肺に仕事を渡せていない人もいます。
私のお店で血中酸素濃度を測ることはしませんが、触るとだいたいわかるんですよ。うーん、酸欠だなぁって。
自発的に改善するにはこうしてね、というのを『切り替える時がきましたよ』マガジンに書いたので、ここでは私がやっていることを書きます。

悪い空気は吸わない

目には見えないけれど確実に悪い空気はあります。
汚染物質が入っている、コロナが浮遊している、という悪い空気ももちろんですが陰鬱な空気が嫌いです。そこにいると入ってこないのよ、酸素が。
誰かが怒っていたりイライラしていたりする場でしょうね。
怒っていたりイライラしていない人も、ため息がでちゃう。そしてもっと悪い空気になっていく。
伝染していくんです。細菌でもないのに。
それはそこの空気を吸っちゃたからだと思う。そうすると酸欠になる。
そこから解放された時、深呼吸をするんじゃないかな。
私はするんだけど。

悪い空気は吸わない:できるだけ早くそこから退散する

あからさまにため息をつかない

それでも退散するまではそこの空気を吸っていなくちゃいけません。
もう、嫌だなー、と思いますよ。
だからこれ以上悪い空気を生まないために、せめて自分だけはあからさまにため息をつくのはやめます。つきたくなるけど。
じわじわと二酸化炭素を出す。つまりゆっくりと吐き出す。
そうすることで伝染を抑えることができている、と思っている。

あからさまにため息をつかない:自分は発生装置にならない

腕を組んでいるといまいち吸い込めない

これは物理的なことですが、横隔膜の動きを邪魔しない、ということです。
例えば、うーん、と考え込むとき、お腹の前で腕を組むのではなく、手のひらをグーにして、肘を曲げて両わき腹に当てる。
お母さんがちびっ子を怒る時のポーズでしょうか。
こうすると胸も張れるしいっぱい息が吸えるんですよね。
腰も伸びるし視野も変わる。
「コラー!カツオ!」と叫ぶサザエさんも、「ばっかもーん!」と怒鳴る波平さんも、じつは背筋を伸ばして言っている。
あれは空気をいっぱい吸える姿勢で、いっぱい吸えると身体の中の換気になって、気持ちも切り替わる、良い空気になる、のではないかな。

腕を組んでいるといまいち吸い込めない:組むなら胸骨あたりで偉そうに。

私は小さい時から、かわいくない、偉そうな、生意気だ、と言われてきたのですが、それは胸を張っていたからだと思う。縮こまっていなかったんですよね。
水泳をやっていたお陰もあります。猫背じゃ泳げないし。
猫背になると横隔膜も内臓も圧迫して酸素が上手く取り込めない、と気が付いたのは整体師になってからですが。
肩で風を切って歩くといいですよ。上級生に呼び出されたりしますけど(≧▽≦)




すごく喜びます(≧▽≦)きゃっ