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東京で買ったもの Pt.8

Plus Forty Seven Degrees 56' 37" Minus Sixteen Degrees 51' 08" - Fennesz

タイトルが長い。大好きなアーティストFennesz。大好きなレーベルtouchから99年のアルバム。廃盤でなかなか見つからず、ついに手に入って嬉しい。エレキギターからアンビエントノイズを作る人。他の作品はギターらしい音色やリズム、あるいはメロディーの断片のようなものが時々感じられるけど、今作はかなりストイックにノイズ。わかりやすいギターの音はなし。メロディー要素もほぼなし。よくエレクトロニカに分類されるけど、ノイズ・アバンギャルドの方がしっくりくる。自分がイメージするエレクトロニカはFour Tetとかi am robot and proudが作る音楽。Fenneszはちょっと遠いと思う。
キメの細かい神経質なジリジリノイズが延々と続く5曲目が凄かった。この曲だけ音量も大きい。うるさすぎて居心地が悪いんだけど、聴き続けているとだんだん意識が朦朧として、どこかに流されていくような感覚があった。強烈な音楽体験でした。イングランドののどかな風景を集めたアートワークも素晴らしい。


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