【涙と笑顔のあいだRadio9回目原稿】自分が書いたエッセイ「『朗読』の人を緩めるチカラ」を「朗読」してみました!
ラジオトーク9回目
はい! みなさん、こんにちは。こんばんは。
「涙と笑顔のあいだラジオ」へ、ようこそ! WEBライターのみかです。
このラジオでは、日々の暮らしの中での気づきを話しています。
今日はね、バチェロレッテに関するお話をお休みして、「朗読」についてお話したいと思います。
「朗読」について話すって言っても、私、朗読を学んだわけでもないし、詳しいわけでもないんですが、今とても興味があります。
私、今「ふみサロ」という執筆のオンラインサロンに参加させてもらっているんですが、このサロンでは、月に1冊本を読んで、それにまつわるエッセイを書いて、みんなで合評し合うという会なんですね、ざっくりいうと。
主宰してくださっているのが、元編集者でたくさんのベストセラー本を出されていて、今出版プロデュースの事業をされている株式会社Jディスカヴァーの社長の城村典子(じょうむらふみこ)さんで、顧問に女性起業ブランディングの専門家の後藤勇人(ごとうはやと)さんで、お二人、あるいはお一人のアドバイスもいただける機会もあります。
1年くらい前に出来たようですが、私が入ったのは、3ヶ月前なんですね。
合評会は2回ほど参加し、皆さん文章が上手で圧倒されながらもどうにかついていっていますが、今度、みんなでそので書かれたエッセイを磨いて書籍を作ることになって、私もその末席に加えさせてもらうことになりました。
またね、出版されたら、そのお話もしたいと思います。
その書籍に載せる文章を考える段で、過去作品の課題本をいくつか選んだ中で、「奇跡の朗読教室」副題が「人生を変えた21の話」という本があったんですね。この本はね、斉藤ゆき子さんというナレーターで朗読講師のかたが書かれた本で、この方が主宰されている「ソフィアの森朗読教室」で実際に人生が変わったという生徒さんのお話で、そのお話の中のひとつを、N H Kのドラマ「この声をきみに」として2017年9月から11月まで「ドラマ10」という枠で放送されたそうなんですね。
この本を読んで、なんかとても朗読したくなりました。
すぐにね、習いにとかは行けていないのですが、まずは、無謀にもやってみようかなと思います。
で、先ほどいった「ふみサロ」の書籍に載せる候補作として書いたのですが、結局そこには載せることにはしなかった、いわば、お蔵入りになった私の「エッセイ」を試しに、朗読したいと思います。
自分で書いたものなので、著作権は自分にあると思うのでいいですよね。
では、読みます。
「朗読」の人をゆるめるチカラ
小学生のとき、雨の日の昼休みが、好きだった。
代田先生の「朗読」が、教室のスピーカーから聞こえてきたからだ。
代田先生は女性で、当時50歳くらいだったと思う。
どこかのクラスの担任の先生だったけれど、「読み聞かせの先生」として全校児童の前によく登場していた。
男の人の声やお婆さんの声、鬼の声など声色を変え、さまざまな登場人物になりきって読んでくれたから、私は絵本の世界にどんどん引き込まれていった。
指定された本を1冊読み、月に一度集まって感想を話し合うという読書教室が近所にできたのは、小学3年生のころだった。母に勧められても最初は気乗りしなかったけれど、「読書教室の先生は代田先生だよ」と聞いた瞬間に通うことを決めた。
毎回というわけではなかったけれど、ときどき読み聞かせてくれるときは一番前を陣取って、夢中で聞いた。
スピーカー越しではない、直に聞ける代田先生の声は、いつも以上に迫力があり、私はクラスメートに対するささやかな優越感に浸っていた。そして、いつか私も代田先生みたいに本が読めるようになりたいと思っていた……と、この『奇跡の朗読教室』を読んで思い出した。
正に副題の「人生を変えた21の話」のとおり、朗読教室を通して、自信を取り戻したり、成長したり、あるいは大切なものに気づいた人たちが描かれている。
その一人ひとりの人生の目的も環境も状況も同じではないのだけれど、「朗読」が誰もの人生に効いたのは、人生のどんなステージにも「朗読」がそっと寄り添い、課題解決に伴走してくれたからなのではないかと感じた。
その人本来の力が湧いてくるのは、体と心がゆるんだときだと思う。そして、「朗読」には、読む人と聞く人の心身をゆるめる力があるのではないだろうか。
代田先生は、あのとき、どんな人生の中にいたのだろう。
私もいつか代田先生みたいに本が読めるようになりたい。
はい。
なんかね、今回朗読しようとしたのは、ちょっと自分の声にね、最近注目しているから、ということもあります。
今回ね、こうしてラジオを始めたんですが、ラジオを聞いた3人くらいの方から、「声が聞きやすい、心地いい、癒される」って言ってもらえたんです。
私、自分で、自分の声って、こういうとあれですが、結構好きではあるんですね。でも、自信はなくて。
でもこうして、もちろん、全員の方にとってというのは無理だと思うのですが、一人でも二人でも、いい感じを受け取ってもらえるのだとしたら、自分の声が好きという感覚を信じて、別に朗読したっていいんじゃないかなって思ったんですね。
それで、昨日ふと思いついたんですが、自分が書いた過去のエッセイや小説をここで読んでもいいのかな?とか思ったり。
これからも、このラジオを始めるきっかけになってくれた杉田陽平さんの言葉はね、変わらず、触れていきたいし、子育てのこととか、「自己肯定感」「ほめ達」の話もしたいけれど、自分の表現である「エッセイ」とか「短編小説」とかを話すのもいいかなと思ったらワクワクしてきました。
そんなわけで、手探りかつ思いつきで、実験しながらの配信ですが、一緒にハラハラしながらも楽しんでいただけたら嬉しいです。
ということで今日のラジオはここまでにします。
最後まで聞いてくださってありがとうございました!
では、また、さようなら。
(2020.11.19配信)
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