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今日の日めくり 2月8日

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今日の一言は、

「歳歳年年人同じからず」 

さいさいねんねんひとおなじからず

【意味】
毎年毎年、人はこの世を去って行くために、顔ぶれが異なる。
人の世は無常である。

という言葉です。


【出典】
劉希夷(りゅうきい)
中国、唐の時代の詩人「代悲白頭翁」より

「代悲白頭翁」
和訳
白頭(はくとう)を悲しむ翁(おきな)に代かわりて

詩の全文
古人復また洛城の東に無く
今人(きんじん)還(ま)た対す落花の風
年年歳歳花相似たり
歳歳年年人同じからず
言を寄す全盛の紅顔の子
まさに憐れむべし 半死の白頭翁(はくとうおう)

和訳
昔の愛人はもはや洛陽(らくよう)にはいない。
今また、若い恋人同士が風に散る花を眺ながめています。
思えば、寒い冬が終わって春になると、昔と同じように花は美しく咲くけれど、一緒にこの花を見た人はもはやこの世にはいない。
若く、美しい君達に云っておく。
若いと云うがすぐ年老い、黒い髪も白くなってしまうぞ!

『枯木再び花を生ず -禅語に学ぶ生き方-』
(細川景一著・2000.11.禅文化研究所刊)より


このことわざ、全文を見るか一部しか見ないかで感じ方が変わりますね。

そして今回驚いたのは、詩を書いた劉希夷(りゅうきい)さん、若いんです!
28歳で亡くなられています。

以下Wikipediaより

劉希夷(りゅうきい)の略歴
幼くして父を失い、母と共に外祖父の下に身を寄せ20歳頃まで過ごした。
容姿は優れており、物事にこだわらない性格なので素行が悪かった。
酒と音楽を好み、琵琶の名手
であった。
675年(上元2年)進士となるが仕官せずに各地を遊覧した。

“年年歳歳花相似 歳歳年年人不同”で有名な詩「代悲白頭翁」が代表作。
この詩を発表前に聞いた母の兄弟である宋之問は、非常に気にいって詩を譲るよう頼んだが、劉希夷はこれを断った。
怒った宋之問は下僕に彼を殺させたという説がある。

太く短く自由な生涯だったようです。


人にどう思われようが酒と音楽を楽しみ生きた人(容姿が良くて素行が悪いってことは、女癖も悪かったのかな?)の名言なんだな😆と思いました。

面白いですよね。


私の兄が20代前半の頃、強めのパーマをかけていて(チャラそうでした)それで友人の結婚式に行こうとして母に注意されていました。

そしたら兄が、
「オレもいつか、親父みたいにハゲるんだから、今のうちに好きな髪型させてくれ!」

と言っていたのを今でも覚えています。
(兄は今42歳ですが、ハゲていません。でも兄弟の頭に興味ないから、実際は知らないのが本音です)


老人に代わり、年老いて別れゆくことの無常を詩にうたい、若い時を思い切り楽しんだ劉希夷(りゅうきい)さん、不可能承知でお目にかかってみたかったです。

きっと楽しい人だと思いませんか?

ある日突然、死んでしまうかもしれないし、今を楽しむことが大事ですね。



今日の二十八宿は、

張(ちょう)

婚礼、新築、就職、神仏への祈願などの慶事に吉。

開業・取引事や新規事業を始めるのにも吉。

衣類裁ちには凶。

とのことです。


みなさまは、細く長い人生と、太く短い人生、どちらが良いですか?

私は、どちらも嫌です。
(じゃあ聞くなよ!って先に言っておきます😅)

きっと人生を振り返ったら、今にも切れそうな細い所と、絶好調✨みたいに太く強い所と、いろいろあると思うんです。

細く、太く、時々切れそうに、でもまた太く、そんな麺は見たことないし、食べたこともありませんが、今のところ味わいのある人生になっているかな、と思います。

そういえば、食べ物に例えるなら、私、スルメイカみたいな人になりたいと憧れていました。

知れば知るほど味わい深い、噛めば噛むほど味が出る。

みなさまは、どんな食べ物になりたいですか?

歳をとるのはあっという間らしいので、
みなさま今日も楽しく過ごしてくださいね🍀


すみません🙇‍♀️

この詩を調べ直したら、上に載せた詩が全文ではありませんでした💦

しかも訳され方が違うので、記事が変わってしまうくらい読んだ感想が違います。

なので、サイトの紹介だけさせて頂きます。



この記事が、みなさまの会話を盛り上げるきっかけになったら嬉しく思います😊

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