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03-オズマ姫
※あらすじメモは無料です。後ろの個人的な感想が有料になってます。
{◎オズの魔法使いの続編…あらすじメモ}

※これから読む方でネタバレしたくない方は、読まないでください…。


■■■ドロシーがオズの国から帰った後のこと…少女「ドロシー・ゲイル」はヘンリーおじさんとエムおばさんと、カンザスの草原で暮らしていた。ヘンリーおじさんは、長い農業仕事で体調をくずしたため、カンザスの家をエムおばさんと雇い人たちに任せ、故郷オースラリアで療養することになる。その船旅にドロシーも同行する。船旅で海原を航海する途中、嵐に巻き込まれてドロシーは鶏小屋とともに海に投げ出されてしまう。夜が明けると鶏小屋から黄色のメンドリ「ビル」(メスなのでドロシーがビリーナと名付ける)が現れ、人間の言葉を喋るのでドロシーは魔法の国へ来たのだと気づく◆陸にあがると、ちょっとさびた「金の鍵」と「弁当箱が実る木」があり、ごちそうの入った箱を食べるが「ホイーラー」という手足の先が車輪のテナガザルたちに追い回されて岩山の上に追い詰められてしまう。岩山には隠し扉があり、ドロシーが砂浜で拾った鍵で扉が開く。中は小屋になっていて、新品の銅製の鎧人形があった。背中にゼンマイ式で動くと説明を読んでドロシーがネジを巻くと鎧は動き出す◆彼は「チクタク」と名乗り、スミス&ティンカー研究所で作られた機械人間で「エヴ王家」に購入された。ある時、長寿を手に入れるためにエヴ王は、妃と5人の王子と5人の姫たちを「ノーム王」に引き渡してしまう。家族がノーム王に石像にされ、自分の過ちのせいで家族を取り戻せないと絶望した王はチクタクを岩場に閉じ込めて海に身を投げてしまった…また「弁当が実る木」はエヴ王のもので、王が不在のためホイーラーたちは好き勝手に振る舞ってるという。翌日、ドロシーたちはホイーラーたちの前に姿を現すと、チクタクは空の弁当箱でホイーラーたちをあっけなく倒してしまう。ホイーラーたちは実は大変な臆病で強いふりをしてただけだった◆チクタクがホイーラーたちに王室のこと聞くと王の姪「ラングディア姫」がぜいたくな暮らしをしていた。姫は「30種類の頭」を持っていて、自分好みに取っ替え引っ替えできる顔があった。ドロシーたちが面会を求めると「17番の高慢ちきな性格の姫」がやって来る。ドロシーの顔が欲しいと言い出し、断ったドロシーは塔の上に捕らえられてしまう◆ドロシーが塔の部屋で途方に暮れてると、窓から見える砂漠の向こうから輝く緑の魔法のじゅうたんに乗ってライオン、タイガーを従えたオズマ姫、ノコギリ馬に乗ったカカシ、兵を率いたブリキがやって来る。新しい仲間「タイガー」は人間の赤ん坊を食べたいと思っていたがそんな事をすれば良心が痛くてたまらなくなるので決して人を食べない。塔の上から助けを求めてドロシーはようやく解放される。オズマ姫はノーム王に囚われたエヴ王家の話を聞いて、彼らを救出するためラングディア姫のもとへ来たのだった◆ノーム王が住むと言う北の山のふもとに来るドロシーたち。途中、大きな割れ目の崖を魔法のじゅうたんで乗り越え、鉄の人形が巨大ハンマーを決まったリズムで道中に振り下ろす下を通り抜け(チクタクと同じ工場で作ったものだが会話をしない)、岩の精霊たちにお願いすると地下のノーム王の宮殿へ招かれる◆ノーム王は一見穏やかそうだったが、実はたいへんずる賢い者だった…オズマ姫がエヴ王家の人々を返して欲しいとお願いすると、聞き入れる代わりに条件を出す「広間に置いてある置き物の中から1つ選び「エヴ」と唱えると元の姿に戻る。言い当てたら返すが間違った時は置物のコレクションになれ」と言う。勇敢なオズマ姫は承知するが、膨大なコレクションからエヴ一家を見つけることは難しく、運試しで11回のチャンスを使ってしまい、宝石が散りばめられた美しい緑色のバッタのブローチになってしまう。その後、ブリキ、兵たち、チクタクも当てられず皆、戻って来ない(ノーム王だけは、だれがどんな姿になったかわかる)真夜中になり地下の住人も寝る時間でドロシー、かかし、ライオン、タイガー、ノコギリ馬は部屋で休む。メンドリのビリーナだけは玉座の下で休んでいたが、王と執事の密談を聞いていた…◆翌日、ドロシーが行くとチクタクはゼンマイが止まっていて巻いてあげる。しかし彼も当てられず消えてしまい、どんな姿になったか分からないのだった。ドロシーはオズ国の外から来た者なので、暖炉の上の「紫の子猫の置物」が気になりエヴと唱える。すると途端、エヴの末っ子の王子が元に戻る。彼を連れて広間に戻り、次はビリーナが行くと言う。ノーム王は鶏を毛嫌いしていて卵に毒があると思い込んでる。とにかく目の前から追っ払いたくて、よく考えずに広間へ送り出す◆実は…ビリーナは王と執事の話から置物の見分け方(エヴ家は紫色、オズ国の者は緑色、チクタクは人間ではないので純金になる)を知っていたため仲間を元に戻して、ブリキ以外の全員をノーム王の元へ連れて来ることに成功する。これを見て怒ったノーム王は、兵を集めてこのゲームをなかった事にしようとするが、かかしがポケットに集めていたビリーナの卵をノーム王と兵に投げつける。卵は毒と思い込んでる彼らは一斉に逃げ出し、そのスキにドロシーはノーム王から魔法のベルトを取り上げる。ブリキがどんな姿になったかと聞くが、ノーム王が取りに行くと、なぜかその置物だけは消えてなくなっていたのだった…◆仕方なく、ブリキのことは諦めて皆はドロシーの魔法のベルトで帰路につく。道中、末っ子の王子が「緑色の豚の笛」を取り出し、吹いて遊び始める。それを見たビリーナは「エヴ」と唱えた途端、ブリキが元に戻ったのだった。王子は、コレクションから持ち出したお気に入りの自分の笛がなくなってしまい泣き出すが、家に着いたら新しいのをあげるからと、家族みんなでなだめるのだった…◆こうしてエヴ一家は城に帰り、長男が王に即位して国は安泰したのだった。ラングディア姫は重い任務から解放されて喜び、王妃から今までの労をねぎらい、そのまま城の出入りをゆるされた。ホイーラーたちは自分たちの行いを反省し王に忠誠を誓う。ドロシーとオズマ姫たちはオズ国に帰還し、その勇姿を国民から称えられた。またドロシーは公爵の位を授かり、公女となる◆…しばらくは、仲間たちと楽しく過ごしていたドロシーだが、ある時オズマ姫の部屋で「みたい景色が見れる絵画」で、すっかり元気をなくしたヘンリーおじさんの姿を見たドロシーは元の世界に帰る決心をする。南の魔女グリンダに相談すると、魔法のベルトで帰れるが銀の靴と同様、帰った途端にベルトも消滅してしまうと言われる。そこでドロシーはオズマ姫にベルトを預けて、約束を交わす。「毎週土曜に、あの「みたい景色が見れる絵画」でオズマ姫はドロシーを探して、もしドロシーが合図を送ってきた時は、オズマ姫が魔法のベルトでオズ国に呼び寄せる」というものだった。新たな冒険の予感を残して、ドロシーはヘンリーおじさんの元へ帰る(オズマが魔法のベルトを使い、ドロシーを帰してあげた)海の嵐でドロシーは助からなかったと思っていたヘンリーおじさんは、すぐに元気になったのだった…(おわり)


■■■{◎読者からの「ドロシーとオズマ姫を会わせてあげてください」という手紙で、この話は書かれました。

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