見出し画像

#099【最終回】 『娘』 娘に贈る99の言葉

娘へ

あなたに言葉を遺しておきたくてnoteを書くことに決めたけれど、書き始めてすぐに、あなたに遺す言葉はないって思ってしまったよ。

だから、すぐに「私が何を感じて生きているか」をひたすら書く内容になってしまいました。

なんとか99の言葉について書くことができたけれど、これは私の単なる自己満足で書いたことだと伝えておきます。
大層なタイトルにしてしまったのに、主旨がズレてごめんなさい。

ここに書いた言葉たちを、あなたは何一つ見なくていいし、聞き入れなくていい。

ただ、母はこんなこと考えて生きていだと、気が向いた時にでも見る機会があったら見てくれる程度でいいからね。

いつも言っちゃうけれど、あなたの人生は全てあなたのものだ
誰かの期待に応えて生きていく必要はない。親のために人生を歩まないでいい。

人の期待に応えるために生きていくことは案外楽なことだと思う。
人の期待に目を向けることで、自分に向き合わなくてもいいからね。

それを分かっていても周りの人のために生きたいと思えばそうすればいいし、自分の生きたいように生きることを選ぶのでもいい。

『生きかた』に良いも悪いもない。

どんな生きかたも正解はない。
生きかた自体は無色透明。

人の生きかたに色をつけるのは、人が勝手にやっていることだ。

同じ人の生きかたを見て、ピンクだと思う人もいれば、グレーだと思う人もいる。

私の生きかたを見て、みんなが同じ色を認識しているわけではないということ。

つまり、自分の人生を良いものにするか悪いものにするかは、私自身がどう捉えるかだけであり、他の人の捉え方まで知ったこっちゃないということだ。

生きかたに正解・不正解が決まっているならば、他の人の言うことを聞く必要があるのかもしれないが、そもそも人によって正解不正解が違うのに、誰の正解を基準にして生きるの?って思ってしまう。

私の生きかたに正解を決められる人がいるとしたら、私だけなのだ。

だから、あなたの人生の正解はあなたが決めてほしい。
母は、その正解を決める行程に影響しすぎないようにこれからも気をつけていきたい。

あなたの人生を尊重できる人でいることが、母である私の最大の役目だと思っているから。

それでも、私がこの言葉たちを遺したのは、「こんな生きかたをした人間がいた。」という一つの事例として遺したかったのだ。

世の中にある文章は、本物もあれば偽物もある。本物だと本人が思っていても実は偽物を書いている場合や、あえて人を陥れようとしている文章も溢れている。

出来るだけ本音を書いてある文章を見る機会として、私の言葉を遺しておきたかった。

根っこに考えている部分をそのまま伝えたかった。
拙い文章だけど、思いだけは真っ直ぐに伝える文章を書いたつもりだ。

私は、これからも私の人生を歩むし、言葉を遺し続ける。
100歳まで生きる。

これからも、出来るだけ、この目であなたの生きざまを見守らせてほしい。
見守る悦びを持つことを許してほしい。

今まで同様にこの先も、私からは、口も手も出さない。
先回りしてあなたを助けることはしない。

だから、もし困ったことや私の言葉を聞きたかったら、あなたから連絡してほしい。その時は、何があってもあなたを全力で支えるから。

あなたが私の娘として生まれてきてくれた時から、この思いだけは変わらない。

私の命より大事な命はあなただけ。
命に優劣はないと分かっているけれど、そう思って生きていることだけは伝えておくね。

あなたを愛しています。
これからも愛しています。

2024.1.14
ばたち

この記事が参加している募集

育児日記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?