初めて編む靴下2

某頒布会の「手編みのくつ下のキット」でツラい何回かの製麺を経てやっと編み進めていたのにミスをして再び製麺機と化した私。

自分にイラつきながら、『何かもっと そう 5本棒針ではなくて、輪針で編みたい! 最初の靴下だからメリヤス編みの靴下を!』と思った。単純にワガママ。

それで手持ちの本にはかぎ針編みのルームシューズはあっても棒針くつ下の編み方がなくて、仕方なく書店でくつ下の編み方が載っている手芸本を漁った。ネットでも数冊良さげな本や、よく見かけるJudy式メソッドの載っている本を注文。ついでに輪針もいくつか注文。

ミスった自分へのショックから立ち直るのに数日かかり、本や輪針が到着してもペラペラめくっては『あー、これもまた理解できるのかなー』と落ち込み、なかなか手を出さない私。

毛糸に触れて気分が上がる様な気もしながら、『くつ下編むとか無理じゃない?』とか思って毛糸を売る事まで頭の隅に思い浮かべる始末。

けど、やっぱり届いた輪針と何度も製麺されて毛羽だった毛糸を見ると忍びなく、やっぱり『自分で編んだくつ下履いてみたい』との思いが再び湧いて来た。

とにかく作り目、履き口から編むのか、つま先から編むのか、悩み。
作り目も千差万別というか様々でこれまた悩む。本を片付け動画を参考にしはじめれば『本買った意味は?!』と自分につっこむ。そうしてメリヤス編みになるはずがガーター編みになる事2回で製麺。結局わからずまた本をペラペラめくる。

そうして結局、つま先から編むというJudy式メソッドを紹介した編み物本を見て編むことに。

これもまたちょっと、私には理解が難しくて

例えば「糸どうしを捻る」ってあるけど糸玉側の糸を中心としたら糸端は右に行くのか左に行ったほうがいいのかが分からず戸惑って、どっちでも良いのかな?と思ったり。

結局、どなたかの動画と本を見て解決させたと思うのだけど、いろいろやり過ぎて覚えてない。これについては、写真だけではなくイラストや説明文でもっと細かく解説して欲しい部分だなと思った。

だって、もう、しょっぱなの所どうやったか覚えてないから。今、本を見ても頭がグルグルする。

で、本を見て動画見て編み進めて2段目に入る時に気が付いた。『あ、コレまたガーター編みになるパターン』と思いつつ編んでみる。数目編んでやっぱりガーター編みだと落ち込み、何でメリヤスにならないんだ!とイライラ。(そういえば、初めてセーター編んだ時もメリヤス編みにならなくてガーター編みになってイライラしたっけなぁ・・・と、まだガーター編みになる仕組みを知らなかった20代前半の頃が蘇る)今はガーター編みになる仕組みは分かってるけど表編みをしてるだけなのになぜガーター編みになるのか分からなくて悩んだ。

そして製麺。『何回目だよ!糸が千切れるわ!』と内心キイーッとなりながら、本の中に必ずヒントがあるはずと血眼になって関連するページを行ったり来たり。なんか、そもそもユーザーにページを行ったり来たりさせて、説明文等を探させてる時点で良本ではないよなと自分の技術と理解力と記憶力の無さを棚に上げて勝手に文句を脳内で垂れながら、説明文を小さい文字も含めて隅々まで読んだ。わがままを炸裂させる。

私の悪いところは説明を隅々まで読まないところだとは思うのだけど、大事なとこは文字は小さくしても赤線引いておいてよと言いたい。もしくは蛍光ライン。

だって、見出しのすぐ下に小さくJudy式作り目はP90参照。って書かれてても、私の様なタイプのズボラ人間は気付かないだよ(T-T) 初心者にとって大事なとこは目立たせてクダサイ。

そんなわけで、必死に説明してくれている箇所を探して見開きで2〜3ページをウロウロしながら作り目を作り、2回ほど失敗して3回目にやっとこさ作り目出来た。続いて慎重に編み進めてメリヤス編みの編み地が出て来てくれた時には本当に、本っ当に心底ホッとして感動した。

普通にゲージ取るのにメリヤス編みなんてちょいちょいってできるのになんでこうも上手くいかなかったんだろうと思いながら今度はA針B針でミスしないように慎重に編んで。

現在、やっとつま先まで編み終えました。ちょっとだけ達成感。輪針2本使うのも結構しんどいけど、とりあえずこのまま編んで行こうと思う。これが編み終わったら輪針一本での編み方にチャレンジして、どの編み方が自分に向いてるか試してみる。

つま先まで編めました


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