愛されたい

そう思ったことはありませんか？

生きるもの全て

愛されることを最も必要とする
愛から離れて生きることは出来ない

愛されたいことを素直に表現出来る人
強がる人

求めることは同じなのに
それによって幸せの形は変わると思う
遠回りをするか一直線に幸せに向かうか

動物達は愛に真っ直ぐな生き物だと思っている

スリランカで3年前に起きたこと

1匹の野良犬の子犬が暮らしていた
その子は人間からの愛情を求め誰かが通り過ぎる度にしっぽを振り続けた

いつか誰かが自分の為に足を止めてくれるように
寒さにも暑さにも耐え。

ある日、足を止め自分の後をついてくるその子犬のひたむきさに心を打たれた人が現れる。
そして道行く人に声を掛け続け
その子犬に愛情を向けてくれる人に出会う

それはもちろんその子犬に心を打たれた人の優しさでもあるんだろう
だけど何より「愛されたい」ことを諦めなかった子犬のひたむきさが繋いだ運命の糸なんじゃないかと思う。

こんな風にして「愛されたい」こと
「愛されて欲しい」と願うことを諦めず
その思いが重なり合った時にその思いは形として残るものなのかもしれない。

こういった優しい世界が多く溢れた方が世界は綺麗なはず。

そして
愛されたいと願い
守りたい命を抱えたひとつの命

まだ見ぬ愛すべき命を守る為に生き
そして自らの命も
愛すべき命も共に奪われる

ある命は幾度も熱湯を浴びせられ
バーナーで焼かれ笑いながら殺された。

愛されなかった人間の闇は真っ直ぐに生きる命の道を不条理にも塞ぐ。

愛されたいなら自分をまず愛せばいい
自分自身の心を抱き締めればいい
自分を愛すことが出来ない心からは他人に向けた愛情は生まれない。
間違った形で歪んだ賞賛を求めることは人生において何にもならない

動物虐待の中心にあるものは
いつだって「心の闇」

愛されたいことに希望を見出す命に
その闇は触れてはいけない。

「愛されたい」ことを諦めるのではなく
真っ直ぐに生きる動物達のように心全てで
体全てでその思いを伝えた時
その思いは実を結ぶのではないだろうか。

愛されたいと願う命に
私が出来ること
そこに近付く明日を私は諦めない。