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2種類の後悔とは?〜成長につながる問いかけコーチング#76

あなたは最近何かに後悔しましたか?
私自身も、こうすればよかったなと後悔することはあります。後悔には二つの種類があります。一つは「やらなかった後悔」。これはクリエイティブアボイダンスの結果起こる後悔です。もう一つは、なぜこうしてしまったんだろうという「やった後悔」。この二つの後悔は同じように捉えがちですが、その意味は大きく違います。あなたがする後悔はどちらが多いですか?どちらの後悔をしたいですか?

最近は「どう生きるか」だけでなく、「どう死ぬか」も含めた死生学に関する研究も進んでいます。死ぬ間際、人はどんな後悔をするのかという研究もされていますが、その中で出てくるのはやはり「やらなかった後悔」です。やらなかった後悔は、やった後悔よりもずっと、今後の人生に重くのしかかります。こうしておけばよかった、ああすればよかった。あなたもこれまでやらずに後悔していることがあるのではないでしょうか。

前回お話ししたクリエイティブアボイダンス(創造的回避)とは、やらない理由を作っては物事を回避するということですが、やるにあたってちょっとしたためらいがある場合、多くはそのためらいを自分で正当化し、やらないことを選択します。しかし、この回避によって多くのチャンスを逃しているのです。

こんなことわざを聞いたことがあります。

幸運の女神は前髪しかない

以前チームボックスにインターンに来ていたハーバード大の学生から聞いたことわざです。初め聞いた時はよく意味がわからなかったのですが、「幸運の女神には後ろ髪がないので、自分の前を通り過ぎた後に慌てて掴もうとしても時はすでに遅し。あっという間にチャンスは逃げていく」という意味だそうです。神様の前髪を掴むというのもちょっと変な話ですが、なるほどなという感じですよね。

実際、ちょっとしたチャンスを逃して後悔した経験は、多くの人にあるでしょう。やらなかった後悔は長く引きずるものです。いつでも幸運の女神の前髪を掴めるよう準備をしておきたいですね。そして、少しでもやらなかった後悔を減らしていきましょう。

※ 本記事は、中竹竜二Voicyチャンネル『成長につながる問いかけコーチング』より、内容を再編集し、記事化したものです。


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