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安全と挑戦の幅を広げる 〜どのようにしてミッションを遂行するのか〜

みなさん、こんにちは!
Reapra足場かけチームです。
(「足場かけ」とは何かについては次回以降の記事で触れる予定ですが、気になる方は先に、記事の最後にある*足場かけとは*をお読みください!)

初回の投稿では『私たちが目指す世界とはどのようなものか』について書かせていただきました。興味をお持ちいただけたとしたら、私たちとしては嬉しいです!
さて、2回目の投稿となる今回の記事では、私たちの使命(ミッション)にどのように向かっていくのかについてお伝えしたいと思います。


ミッション(私たちの使命):足場かけを通してより多くの個人&組織の安全と挑戦の幅を広げる

足場かけチームでは「足場かけを通してより多くの個人や組織の安全と挑戦の幅を広げる」をミッションにおいて活動をしています。

前回の記事でも触れましたが、今までの時代の生き方や学び方は『他者や社会が設定した既存の枠組みの中でいかに『正解』に近いルートを取るか』ということが主流でした。そのため、意図的に何かを生み出したり、自分で新しい道を切り開いていくことは既存のレールから外れることになりがちで、難しいことでした。しかし、VUCAに象徴される今の時代では、自分の手で何かを新しく生み出したり、自分で自分の道を切り開くことが必要になってきているように思います。自分ではなく、周りの環境(社会や他者)に主語があった世界から、自分や自分たちが主語になる世界で生きることを求められるようになってきているのです。私たちは今、そして今後の時代に適応するための変容を強いられていると思います。

今、そして今後の時代への適応し、自分らしく生きていけるために私たちが必要だと考えているのが、自分が何に対して「安心安全」を感じ、逆に何が自分にとっての「挑戦」なのかということを、現在の自分のみならず、過去の自分や未来の自分(及びそれらと現在の自分との差分)を考慮しながら認知し、アクションしていくことです。人それぞれに個性があるように、人それぞれ安心安全を感じるもの、チャレンジングに感じるものも、その時々の時代背景や環境からの影響によって変化します。しかしながら、実際には、ほとんどの人が、自分が何に対して安心安全を感じ、何が挑戦となるかというのを明確に理解できていないように思うのです。

自分が何に対して安心安全を感じ、何が挑戦なのかということが分かるようになって初めて、自分の操縦方法を理解できるようになると思います。それにより、周りの環境に身を委ねるのではなく、自分の軸に基づいた意思決定が可能になります。安心を感じられるフィールドに無意識で留まり続けたり、逆にチャレンジングなフィールドにいきなり飛び込んで潰れてしまうのではなく、自分で適切に自分の戦うフィールドを決められるようになる。既に用意されたリングがあって、そのリングの上でしか戦えない状態から、どのリングに上がるのか、そしてどのように戦っていけば良いのかがわかるようになります。そうなることで、変化の激しい不確実性の高い環境の中でもしなやかな対応が可能となり、生き残ることができるのではと思います。
私たちは、そのような個人や組織が少しでも増えていけるように橋をかける≒「足場をかける」ことを通して貢献したいと考えております。

安全安心と挑戦の領域を認知し、適切に安心安全と挑戦の幅を広げるいうことを通して、今及び今後の時代をイキイキと生きられる人や組織が増えるのではないでしょうか。

最後まで読んでくださりありがとうございました。
ご意見等あれば、是非コメントをお願いします!
では、また次回の投稿でお会いしましょう!

*足場かけとは*
私たちのチーム名にもなっている「足場かけ」という言葉ですが、馴染みがないと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
チームの根幹ともなっている「足場かけ」という概念について軽く触れてみようと思います。

足場かけとは「学習者一人ではできないが、他者の支援(足場かけ)があればできるようになることに対して、伴走者がとる支援行動」のことです。学習者が学習を進めやすいように足場を整え、学習者一人では成し遂げられないけれど伴走者の支援があればできること、にめがけて足場をかけ、学習者が一人で成し遂げられるようになった時点で、足場を外す。

私たちはこの一連の流れを「足場かけ」と定義し、日々の活動の中で意識して行っています。

※足場かけはウッド , ブルーナー & ロス(1976) によって提唱された、課題を達成するために行われる年長者や熟達者の支援という学術的な言葉です。私達はこの概念を参考にしながら、自分たち独自の概念を作り上げようと試みております。


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