『街の中の私たちを再考する』レポート冊子を制作しました
約半年間にわたって有楽町にあるYAU STUDIOで開催した対話型ワークショップ「街の中の私たちを再考する」のレポート冊子を制作しました。
実施までの経緯
YAUは、まちがアートとともにイノベーティブな原動力を生み出すための、実証パイロットプログラムです。有楽町にアーティストの制作拠点として、またアートマネジメントや社会人向けの講座などを開く場として2022年2月にスタートしました。
「街の中の私たちを再考する」は、YAU STUDIOを拠点に活動するTOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCHが発起人となり「街の中の作品制作によって何を考えてきたのか」をアーティストの側から振り返る機会として開催されました。newQはヒアリングからワークショップの伴走、そしてレポートの制作を担当しています。
YAUは滞在制作や展覧会を実施しているため、これまでに多くのアーティストが訪れ、拠点として利用してきました。しかし、YAUに滞在するアーティストの多くは他にも活動の場を持っていたり、常に多くの人が出入りするため、この街での制作について振り返るという機会は多くありませんでした。その結果として生まれる「作って終わり/展示して終わり」という状況が勿体無いという意見から、過去にYAUで制作を行ったアーティストを招いて、「街の中の作品制作によって何を考えてきたのか」を深掘りするために「問いを立てるワークショップ」を行うことになりました。
どんなレポート?
本レポートは、アーティストがどのような問いをもとに考えてきたのかにはじまり、そこから行われた議論をまとめたものとなっています。開催のきっかけとなる問題提起から、ワークショップの中で話題になったトピック、各回の議論を記録したグラフィックレコーディング、そして今後もアートと街を考えるための視点とともに、ワークショップに参加していただいたアーティストのみなさんの作品を含むYAUでの展示写真も掲載しています。ワークショップアーカイブのみならず、将来的にYAUを拠点に作品制作を行うアーティストの皆様にとっても参考になるようなレポートを目指して制作をおこないました。
冊子はYAU内で閲覧することができます。今後YAUを訪れることがありましたら、ぜひ手に取っていただけると幸いです。
プロジェクト・コミッション:有楽町アートアーバニズム
YAU 企画:newQ
協力:TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH
ワークショップ参加者:石川由佳子/小山泰介/金秋雨/志賀耕太/築山礁太/長谷川隆三/深井厚志/中森葉月/野口幸代/三野新/村田啓/山本華
https://arturbanism.jp/
https://newq.jp/
https://tokyophotographicresearch.jp/
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