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第105回全国高校野球選手権記念大会 大会12日目

どうも、こんにちは。少し遅い更新となり申し訳ございません。ベスト8が出そろい、いよいよ準々決勝ですね。ましてや土曜日の開催で甲子園は超満員確実です。実は一昨日の第4試合を強引に観戦してきましたが、熱量はすごいなと改めて感じました。それでは本日の4試合です。

大会12日目 第1試合

沖縄尚学(沖縄)VS慶応(神奈川)
ミスターゼロ東恩納がこの夏初めて失点はしたものの9回1失点完投勝利の沖縄尚学。これで東恩納は2試合連続完投、与四死球はそれぞれ1。球数は初戦124球、2戦目128球とまずまず。まだそこまで疲労はないか。前の試合ではいずれも2アウトになってからの得点と打線はここぞの場面で強い。
広陵をタイブレークで制した慶応。5番延末が5打点の大活躍。投手陣は初戦同様、小宅ー鈴木ー松井の継投で逃げ切った。戦い方がしっかりはまっている慶応。各自が自分の役目をしっかり果たしながら結果を出している。エンジョイベースボールと言われているが、決して笑っているだけではない。
面白いカード。東恩納が慶応打線をどこまで封じれるか。層の厚さを考えると終盤戦にもつれ込むと慶応が有利。沖縄尚学としては先制して逃げ切りたいところ。総合力でわずかに慶応を優勢と見る。

大会12日目 第2試合

土浦日大(茨城)VS八戸学院光星(青森)
前の試合専大松戸戦を最大6点差を逆転勝ちして勝ち上がった土浦日大。3人の投手リレーが主だが、専大松戸戦は小森、伊藤彩が打たれた後、エース藤本の好投が逆転劇にもつながった。打線は3番後藤、4番香取の中軸を中心に振れている。
強打の文星芸大付打線を岡本ー洗平の2年生サウスポーリレーで完勝した八戸学院光星。先発した岡本は8回途中3失点と粘りの投球を見せた。今回は洗平が先発か。両左腕ともに大崩れは予想しにくい。打線は5番の藤原が好調だが、他がまだ本調子でない印象。特に1番砂子田にあたりが戻ってくれば勢いに乗るか。
投手力の高い八戸学院光星投手陣を土浦日大打線が攻略できるかどうか。八戸学院光星は早めに得点を奪い、両左腕で逃げ切りたい。ここは、八戸学院光星のエース洗平が土浦日大打線を封じるとみて八戸学院光星が優勢か。

大会12日目 第3試合

神村学園(鹿児島)VSおかやま山陽(岡山)
3試合連続2桁得点で勝ち上がってきた神村学園。打線は本当に好調。コンスタントにヒットが出ている。特に6番上川床は前の北海戦で4打数4安打、打率は6割を超えている。投げては背番号10黒木がいい。前の試合粘る北海打線を松永からリリーフし4回2/3をノーヒットに抑え込んだ。甲子園にきてからも充実の投球内容が続いている。
日大キラーの異名が付いたおかやま山陽。好投手日大三エース安田を序盤から積極的に攻め、5回6失点KOに追いこんだ。得意の継投リレーで相手打線を交わし、追撃を封じた。特に背番号18の2年生三宅がここまで12回2/3を投げ1失点。与えた四球も1つと投球内容が非常にいい。上位打線が強力だが、少し振り回してくる印象はぬぐえない。
ともに打線が強力の両チームの対戦。投手力の差が勝敗の分け目となるか。難しい1戦。勢いは両チーム同等のものがあるがこういう時は守備の違いが出るか。ここまで3試合で失策は神村学園が1。おかやま山陽は7。守備面でリードする神村学園を有利と見る。

大会12日目 第4試合

仙台育英(宮城)VS花巻東(岩手)
強豪校を次々と撃破し、勝ち進めてきた仙台育英。打線が課題かと感じていたがここまでの3試合は上々。特に1番橋本は打率6割を超えリードオフマンの仕事をしっかり果たしている。強力投手陣は湯田を中心としてまとまっている。しかし前の試合先発の制球のいい湯田が4四球と少し乱したのは気になる。ここまで1試合1イニングしか投げていない仁田の登板もあるか。
なにかと打撃に注目がいきがちだが、多彩の投手陣がきっちりと抑え勝ち上がった花巻東。特に2年生左腕葛西、右腕小松が内容のいい投球を見せている。エース右腕北條に、右サイドの中屋敷の3年生も控え投手陣は盤石。打線は佐々木麟が注目されるが、その佐々木麟は本塁打こそ出てないが打率は5割と好調を維持。さらに4番北條も打率5割超え、さらには5番千葉があたりを取り戻し、前の試合4安打の大爆発。千葉の復調は大きい。強力なクリーンアップに加え、小技も効く打線。
東北同士の対戦。連覇を狙う仙台育英だが、前年と比べると少し投手陣に不安が垣間見える。打線にも不安要素があるとみており、ここは充実してきている花巻東を優勢と見る。



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