小説「BAKA」第4章「ずれた変わり者」、第5章「裏の公園で!」
第4章: ずれた変わり者
「待てよ、楡(にれ)! また歳上の女性の話しかよ」と梅が叫んだ。
「うるせぇな、梅。俺は歳上の方に人気あんだよ」と楡は顔を赤らめて言う。
楡は、仲間思いでみんなの為に手を差しのべる奴だが、とにかくずれた変わり者と言われている。
「楡もなかなか…だけど、まあ、楡がいなきゃ、BAKA成り立たないんだよな。」柊は楡の方を見て、笑う。
「ま、そうだな。」楡は少し誇らしげに答えた。
第5章: 裏の公園で!
ある日、塩風高校の裏の公園に、別の学校のヤンキーたちが現れた。彼らはTEAMBAKAことを聞きつけて、わざわざ喧嘩を売りに来たのだ。
「おい、TEAMBAKAっていうバカ共はお前らか!?」と、リーダー格の男が言った。
「そしたらなんだよ? 俺たちがそのTEAMBAKAだけど…」梅はダルそうに答える。
「どうせお前ら、バカの集まりなだけだろ。俺たちがあそんでやるよ!」敵のリーダーが言った。
「いいよ! それなら、やってみよう!」柊が静かに答え、梅がその横であくびをしていた。
そして、全員が立ち上がりTEAMBAKAとヤンキー達の喧嘩が始まった。
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