太陽熱ソーラー"新築設置"▶︎【付けたい施主】VS【付けたがらない建築屋】
出会いは、半年前の昨年2023年10月、LINEからの問合せでした。
現在は、大阪府堺市にお住まいを構えていらっしゃいます。
私よりだいぶお若いご夫婦と娘さんと、第二の人生の楽しみ方を模索し、
環境の良い田舎暮らしを求めて、
"Iターン" を決め、現在、岡山県津山市に家を "新築中" の、N様。
太陽熱ソーラー(温水器)を付けたい
その過程で、太陽熱ソーラー温水器の導入を検討しておられ、LINEを通じて多くの質問を受けました。
何度も何度も、やり取りを重ねる中で、詳細なノウハウを提供しました。
「私、間違っていますか?」
はじめての問合せを頂いてから、約4ヶ月後。
年が明けた2月に、
再びご連絡下さいました。
その内容は、「こちらの要望が、なかなか伝わらないんです。」と?
「お願いしている業者が、メーカーに問合せたり、知り合いに聞いたりしているようですが、解決出来ないんです。」
「なので、コンサルして欲しい。」との事。
工務店さんも苦慮!
対応している業者さんも苦慮しているようで、
●太陽熱ソーラー(温水器)を扱った事が無いのでその種類も機能も解らない
●太陽熱との相性が良い給湯器は何か?また、それに接続する方法がわからない。
●給湯器の種類の多さや使用燃料(電気、ガス、灯油)による対応方法の違いがありすぎて、、、、
N様が解決方法を業者に尋ねる
↓
業者がメーカーに聞く
↓
説明を受けるがよく解らない
↓
時間ばかりが経過
↓
他の打ち合わせが出来ない。
↓
ドサクサに紛れて、エコキュートを勧められた
など、、、、多くのジレンマを抱えているとの事でした。
「この度お願いしている、工務店や電気屋さん、水道設備業者さんは、『太陽熱の事は、よー解らん』との事です。
私達(N様)がやりたい事の実現は可能なのか?
その方法を提案し相談持ちかけても、その多くが伝わらないし、回答も無いんです。」と困惑のご様子。
「私の希望自体が間違っているのか?
「それが出来るのか?」
「はたまた無理なのか?」
「それすら "解決出来ない"、"解らない" ので困っている。」
との事でした。
「この度の新築の家は一生に一度の特別な買い物です。
こだわりを実現したいのに、太陽熱の解決に至らない疑問点の話し合いばかりに時間を費やされ、、、、
結果、解消できず、、、?
業者さんに問題を預けては回答待ちの繰り返し。」
「肝心の、間取りや窓、他の設備など、"家" そのものの打ち合わせが出来ないんです。」とお困りのご様子。
そこで、私は現地へ伺う事にしました。
こだわりは?現場での打ち合わせ
お客様の強いこだわり実現のためには、間違いがあっては大変なので、現場を確認しながら、ご要望を聞き、その場に沿うタイムリーな提案や意見交換をすることが理解に繋がりやすいと考えました。
その後も、様々な使用場面や想定されるケースバイケースを考える中、新たな疑問点や懸案が出る可能性も多々あります。
それらを踏まえて、懸案を、持ち帰った後でも、詳細な打ち合わせが出来るようにと考え、あらゆる角度から多くの写真も撮りました。
質問は多岐に渡る
滅多に無いとは言え、災害などでの電源喪失時などの危機管理、また、様々な場面での使い方、使い勝手などを想定しながら、メリット、デメリット、
そしてエネルギーの消費量や節約効果など、
質問自体も次から次へと出てきます。
N様自身が、実に一生懸命に考えて、こだわり実現のために、業者さんとのバトルや解決策を模索されていたのが、本当に良く解りました。
多くの時間を掛けて、何度も、何度もお話させていただきました。
質問に応える事は、私も勉強になる
このやり取りは私にとっても "学びの機会" となりました。
お客様の不安や疑問に気づかされることで、より良い提案をするための学習をさせて貰えたと感じています。
「ソーラー難民を救う」がコンセプト!
また、
「使った経験が無い」
「太陽熱ソーラーの利点を知らない」
「太陽光発電以外のエネルギーソリューション知りたい」
など、既存ユーザーさん以外にも、
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「"潜在的な" ソーラー難民」
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と言われる方々がおられ、支援が届いていない現実を突きつけられました。
『オタクに頼みたい!』
そのような中、現在、相談中の地元の業者では無く、Team朝日エコに、給湯周りの施工一式を、
「お願いします。」とお申し込み下さいました。
本当にありがたいことです。
一般的には、太陽熱を諦めさせられる!
私の今までの経験から、太陽熱に関心があり、施工をお考えのお客様が、地元の工務店や設備施工店の担当者の方々に、その希望を伝え相談したとしても、
「今時、太陽熱ソーラー(温水器)なんて、過去のモノ。そんなモノ、付ける人はいない。時代は、エコキュートなんですよ。」と、
逆に説得されて、仕方無く別の設備にシフトさせられるケースばかりが、目に入るジレンマを抱えていました。
残念な気持ちと同時に、チョッピリ悔しいです。
そして同時に、岡山県津山市という、当社からの距離も遠いということもあって、
いずれにしても地元の業者で施工されるものと考えていました。
N様、ゴメンナサイ!
解ります!儲かる "本業" を優先したいんですよね。
建設会社の方々が悪いのでは無く、彼らは太陽熱の事を知らないので、
滅多に無く、
経験も不足している、
手間の掛かる仕事よりも、
メインの仕事へのリソース配分の方が、儲かるし、経験値も高く慣れた仕事の方が楽ですよね。
最後まで太陽熱にこだわり実現!
この度のN様。
家を新築されるうえでの環境配慮やコストカット、オシャレ感など、多くのこだわりを持っていらっしゃいます。
太陽熱ソーラー(温水器)に対する "思い" の強さなど、"一本スジ" が通っていて、信念を貫くカッコ良さや固い意志を持たれた素晴らしい方です。
私自身とても勉強をさせていただきました。
心より、御礼申し上げます。
ソーラー難民の新しい定義
太陽熱ソーラーのマーケットの縮小と対応業者の激減とが相まって、
●取付けた会社が取り扱いをヤメた。
●相談したが、解決しなかった。
●頼める業者が解らなくなった。
などの、困っているユーザーさんの事を
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「ソーラー難民」
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と名を打って、
Team朝日エコは、「ソーラー難民を救う」をコンセプトとして活動しています。
この度、N様との打ち合わせの中、解決策が解らない潜在的なユーザーさん達の存在を知りました。
その方々へのサポートも必要だと感じた次第です。なので、
「ソーラー難民」と名打つならば、新しい定義が必要だと改めて気付かされました。
新しい「ソーラー難民」の定義を考える
従来は、以下の内容の
【 1.】を中心に、活動をしていましたが、この度のN様との打ち合わせを通じて、特に、【 2. 】【 3. 】にも力を注ぐ必要性を感じました。
ソーラー難民とは?
ソーラー難民とは、太陽熱ソーラーシステムの導入やメンテナンス、またはその利用において困難を抱えている個人や企業を指します。
具体的には以下のような方々を含みます:
【 1. 】既存ユーザーの支援を必要とする人々
* サポートが不足しているユーザー: 設置した業者が撤退したり、アフターサービスが受けられない。
* トラブルに直面しているユーザー: システムの故障やメンテナンスが必要だが、対応業者が見つからない。
【 2. 】潜在的な新規ユーザー
* 初めての導入に不安を感じている人々: 太陽熱ソーラーのメリットや仕組みについて十分な情報がなく、導入に踏み切れない。
* 環境意識の高い消費者: 環境に優しいエネルギーソリューションを探しているが、太陽熱ソーラーの存在を知らない、または選択肢として考えていない。
【 3. 】他エネルギーソリューションからの転換を考えている人々
* コスト削減を目指す企業: 長期的なエネルギーコスト削減を目指し、太陽熱ソーラーの導入を検討しているが、情報が不足している。
* 持続可能なエネルギーに興味のある個人: 太陽光発電や他の再生可能エネルギーに関心があるが、太陽熱ソーラーの利点を知らない。
改めて、以上の方々を「ソーラー難民」と名打って、彼らを救うことをコンセプトとし、心血注いで行きます。
既存ユーザーさんが中心でしたが、これからは、【 2. 】【 3. 】も含めながらの活動も大切だと気付かせて下さいました。
N様。ありがとうございました。
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