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内申点を稼ごうと足掻いたけれど… # 母親目線で語る高専入試

内申アップをもくろむ

高校受験は試験だけが全てではありません。今までのことが記された内申も重要視される…と思うんです。

ただし、高専の説明会では評定が重要で生徒会活動などは参考程度と説明がありました。

太知は滑り止めもしっかり受験する予定。やっぱり内申をないがしろにするわけにはいきません。
評定以外の内申点を少しでもアップし、安心要素を増やしておこうと考えました。

内申アップの可能性はどこに?

太知は理科だけダントツに成績が良く、数学はまあまあ。国語は悪くはないけど漢字は壊滅的で、英語もダメ。社会は公民だけ立派だけど、他の地理や歴史はヤバいレベルです。
それでも宿題をこなし、真面目に取り組んでいますという姿勢を見せることはできるはず。

生活態度は、並。内申に好影響を与えるほど威張れるものではありません。もちろん、遅刻はしないし、友達との軋轢もなし。

でも、やる気に満ちているわけではない、思いやりに溢れているわけではない。愛すべき息子ですが、太知はフツーの子です。

部活動は頑張りました!

そして部活動。ここが唯一最大のアピールポイント。科学部という太知の好きなことだけを自由に活動する部活を選んだため、大活躍しました。

ロボコンに出場するためのロボット制作、動画コンテストのための動画編集など。楽しく取り組み、幸いなことに結果を出しました。きちんと内申書に記載できる成績です。しかも、部長を引き受けました。

検定試験は人並みに

そして、検定試験。中学生の検定試験といえば英検でしょう。ところが、残念なことに太知は英語が苦手です。それでも人並みに3級はクリアしようと尻を叩きました。

これは過去問をひたすらやればなんとかなるとわかっているので、1か月前からラストスパートです。

英検は予め日程が告知されているため、いつ受験をするのがいいか見極められるという点で助かります。定期試験は絶対に頑張ってもらわないといけないので、ぶつからない日程にしました。

ただし、内申書に記載されるのは2学期までの結果だけ。これに間に合わなければ意味がありません。つまり、2年生のうちから計画しておくのが賢明です。

この作成が功を奏して、太知でも3級がクリアできました。直前は涙目でもがいていましたが、受かってしまえばそんなことは忘れてしまいます。

3級は面接がありますが、これは過去問の付録CDが頼り。中学校でサポートがあるのかと思ったら、そうではありませんでした。だからといって何もしないわけにはいかないので、とにかくCD。

効果があったのかは不明ですが、結果オーライ。太知に聞いたら、「想定内の質問」しかされなかったとのこと。そう考えると、過去問テキストの購入は必須で、対策に目を通すのは正解でした。

漢検はギブ、代わりにMOS

他の子たちは漢検もチャレンジしたらしいですが、これは太知にとってハードルが高すぎます。定期テストで毎回10点分は漢字と分かっていても、点が取れないのですから。

つまり、太知は国語のテストを毎回90点満点で臨んでいるようなもの。「3年間で、10点取れたかな」レベルですから、漢検なんて話になりません。

代わりになるかどうかは不明でしたが、マイクロソフトオフィス(MOS)の認定試験を受験しました。ワード、エクセル、パワーポイントのスペシャリスト。これはテキストを購入して、独りでコツコツやっていました。

まったく苦にならないようで、難なく合格。パワーポイントは満点。よくできました!

ただし、いま考えるとMOSが内申の加点になったかどうか。これから先、間違いなく役立ちますが高校受験に限って考えると疑問です。

とりあえず、取り組んだことに対して結果が得られたということで、本人的には満足な様子でした。

数検

数検は3級です。これも過去問をやればパスできます。小学生のころから継続して受験していたので、問題なし。

内申アップにバックアップは必須

子供の気質によって内申は左右されてしまう気がします。太知のように何事にも積極性に欠けてしまう子が内申をアップするのであれば、日頃から強く意識しないと無理でしょう。
なので、そこは親の手出し口出しが必要なのではないかと思いました。

理想は自分自身で気付き、行動を起こすこと。
でも、太知が学校、もしくは親の手引きなしにできるとは思えません。

加えて、内申点が上がらないことにヤキモキしながら黙って見守るほどの忍耐力が私には欠けていました。
よって、大いに口を出す結果となったわけですが、これはこれで正解だったと思うことにしています。

内申について改めて考える

太知がどんなふうに内申アップに取り組んだのか振り返ってみましたが、現在の受験で内申はどれくらい重要なのでしょう。
振り返ると、中学校の先生から受験期間中に様々な指導がありましたが、内申についてお話しを聞いた記憶がありません。

私が聞き逃しただけなのか。
それとも、指導するほどのことではなかったのか。
そもそも高専は、評定を重要視。

内申が大事というのは過去の受験では常識でしたが、今は違うのでしょうか。
余分な口出しだった?
もしも、本当にそうなら…
ごめんね、太知。

子育ての終わりが待ち遠しいと感じつつ、継続中であることが日々の励みになっていることもまた事実。現在の心境は言葉を尽くしても語りきれずに、今日も綴ります。