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【140字小説】分かってる

「もしも好きな年齢に戻れるなら何歳に戻る?」
長い夏休みがある小学生かな?
毎日がお休みの赤ちゃんかな?
お金と自由がある大学生かな?
…そんな楽しい想像を巡らせながら、私は長い間病院のベッドに横たわっている。
戻れない事は分かってる。
そして進めない事も、勿論分かっているよ。

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