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とてつもないモノを観てしまった時、感じてしまった時。

キミはいったい何を思うだろうか。

キミはいったい何が出来るだろうか。

ある寒々しい風が地を包んだ日、

唐突に現れたとてつもなく大きな黒い虹は大勢の生き物の視界に入り、

その大勢の生き物たちの心を、身体を魅了した。

記憶の消失という贈り物を与えたままで。

在るモノは出逢い在るモノは苦悩し、あるものは辿り着こうとする。

さて、終わりに向かう時はどう動くのか。

それまでの生き方、それまでの生の路を喪っても、

キミたちは、新しいモノを紡ぐと、ワタシは信じている。

この場所に降り立ったワタシをどうか……凌駕して欲しい。

だからこそ――。

「とても、愛おしい。 そして、この世界は美しい、だが残酷すぎる。」

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