漢字を覚えない小学生(1)理由:社会背景
①なぜ「今の小学生」は漢字を覚えないのか
小学生の多くが漢字習得できてないという事実をご存知ですか？
小学生の漢字指導が結構おろそか。で慌てて50問テストを印刷して練習。からの本番
漢字学習に関心のある方や指導に悩む方は必見です。
【その理由と時代背景】
1)漢字指導の現状
「昭和から引き続いた指導方法」では漢字定着は難しいことは現場の先生はご存じでしょう。
「漢字50問題テストができるため」にテストを印刷、何度もさせてからいざ本番！
これが「漢字指導が不十分」である証拠です。ではなぜ小学生が漢字を覚えないのかを「時代背景」と「脳科学」の2方向から考えてみます。
2)今時の小学生はなぜ「漢字を」覚えないのか
①時代背景
今や「デジタル」の時代。こうやってnoteを作っている自分ですら「予測変換」で打ってます😁
つまり覚えなくても「読むことができる」と漢字が使える環境が整っているのです。つまり覚える必要性は小学生にはありません😭
追い討ちは「GIGAスクール」でタブレット配布。
それにインストールされている小学生向けのソフトには「小学生」が使うであろう漢字や語彙が予測変換されるようになっています。極端な例は1文字入力するだけで必要な「言葉」がでてくる事実です。
このデジタル主流の中、昔ながらの漢字ドリルを使い、漢字ノートに書かせる。漢字の練習をする「本人」はただひたすら「手を動かす作業」を行うだけです。
これでは「漢字を覚えるメリット」など感じることはなく、ただ「漢字を書くのはめんどくさい」と普段から「漢字を使う」ことから逃避する事態が起こります。
次回は「脳科学の視点から」漢字について考えます
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