見出し画像

【英語が苦手な親でもOK!】子どもの才能を開花させる英語子育て・おうち英語の始め方

これまでの投稿をまとめた目次はこちらをクリックしてください

はじめまして。僕は高橋正彦と言います。

お子さんに英語を身に付けて欲しいと願う親御さんの為に、英語が苦手な親御さんでも読んで実践していくだけで、お子さんが英語をしゃべり出すメソッドをnoteで発信していきたいと思います。

既にご家庭で英語に取り組んでいる方も本書を読めば新たな気づきがあると思います。本書のアイデアをどんどん取り入れてより充実した英語子育てにしてもらえれば嬉しいです。

まずはプロフィールをご覧ください。


高橋正彦のプロフィール

・現在42歳、英会話講師
・小学生までは勉強はそこそこ得意
・中学1年の4月、ある事がきっかけで勉強をしなくなる
・中学卒業後オーストラリアに留学
・オーストラリアの高校でサッカー部設立
・サッカーでスカウトされるも断り帰国
・日本でサッカー選手を目指すも挫折
・20歳で中古CD屋を開店、3年で3店舗に
・英語のHPを作って世界中から注文が入る
・外国人客との交流が本になる
・『NHK WORLD』からインタビューを受けて世界中で放送される
・我が子には生まれた時から今まで英語のみで話しかけている
・『子どもがバイリンガルになる英語子育てマニュアル』出版
・英会話スクール、英語サッカースクールを始める
・『子ども英語ジャーナル(アルク) 』にて連載コラムスタート
・『外国人とどんどん話せる英会話トレーニングBOOK』出版
・生徒が160人まで増える
・長男がテレビで取り上げられ有名に(10回以上出演)
・長女のアート作品が売れ始め、注文が複数入るようになる
・2016年10月、妻が突然の交通事故で亡くなってしまう

今ここ▶2019年10月、妻の死から3年。悲しみは癒えないものの、生きている限り世の中の為になるべきだと思い、親子共々幸せになれる英語への取り組み方を再び発信し始めた。

Twitter: https://twitter.com/MasahikoTakaha8
YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCcq5qtG9syTWVq2hCWSzrGw

[ もっと詳しいプロフィールが知りたい方はこちらをクリック ]


「英語子育て」「おうち英語」「バイリンガル子育て」など、言い方は色々ありますが、ここでは「英語子育て」で統一したいと思います。


英語子育ての定義

 英語を英語で学べる英語脳を作るために、子育ての中に英語を取り入れる事。「英語でりんごはappleよ」のように英語と日本語を混ぜて使わずに、りんごの絵や実物を見せながら"This is an apple"と英語のみで教える事によって、英語を聞いて目で見て五感で英語を理解する事が可能になってくる。
 ただし、ある程度自我が出てきた子どもに対して英語に興味を持たせる為に、「英語だとネズミってmouseって言うんだよ。ミッキーマウスはネズミだって知ってた?」などと日本語ベースで英語の話をして、最終的には「英語の時は英語だけで頑張ってわかるようにやってみよう!」と促す事が必要な場合もある。



英語子育ての始め方

「生まれたばかりの赤ちゃんから発語が始まる2歳くらいまでに始める場合」と、「完全に物心がついてからの始める場合」は始め方が大きく異なります。

 本書では「生まれたばかりの赤ちゃんから発語が始まる2歳くらいまでに始める場合」を初めに書いていきます。「物心がついてからの英語子育ての始め方」もそのうち書く予定です。


英語子育ての目的

・英語が苦手で苦労したから子供には同じ苦労をさせたくない
・英語ができれば高学歴を目指しやすい
・英語ができれば就職の可能性が広がる
・世界に目を向けて欲しい
・世界中に友達を作って欲しい

など、色々な目的があると思いますが、テストで高得点を取る為に英語子育てをするのはオススメできません。なぜならテストで高得点を取る為にはそのテストの傾向に対して対策していく方が近道だからです。その場合にはテストの為の勉強をした方が手っ取り早いです。

 しかしながら、英語子育てをしていく中で英語が使えるようになっていって、結果的にテストで高得点が取りやすくなるという事はあります。
 僕の息子は6歳で英検3級(中学校卒業程度のレベル)に一発合格しましたが、受験すると決めてから模試をやってみて合格ラインだったので受験させました。それまでは英語のテストは一切やった事が無いにも関わらず、既に英検3級に合格できる英語力が、英語子育てで養われていたという事です。
 何が言いたいかというと、英検の勉強には英検でしか役立たない事があるけど、英語子育ては英語を使って生きる上でいつでも役に立つという事です。

 僕は息子に6歳で英検を受けさせましたが、個人的には親主導での幼い年齢でのテスト受験はオススメできません。息子の場合は、息子が英語を話すのを知っている友達が「英検を受けるけどお前は受けないの?」と聞いてきた事で英検を知って僕にやってみたいと言ってきたのがきっかけでした(後日、友達が受験したのは児童英検という小さな子向けのテストだと発覚)。このように子供がやりたいという場合で、それほど無理せずに合格が狙えるレベルであればアリだと思います。

 ですが、親主導で小さな子にマークシートのやり方や、その年齢では使わないような言葉を覚えさせる事は、親のエゴではないかと思います。後々の英語嫌いの原因にもなり得ます。

 年少記録という一瞬の名誉の為に、数年後なら半分以下の時間で合格できるテストに時間を費やすのは、貴重な幼少期の時間の使い方としてはもったいないと思います。それよりも親子で楽しく英語で遊んで素敵な思い出を沢山作ってもらいたいです。


 これ以外にも、英語子育てをするにあたって、大切な心構えや知っておいてもらいたい事が、『子どもがバイリンガルになる英語子育てマニュアル』に詳しく書いてあります。以下の項目を見て気になる方は、是非読んでみてください。単行本とKindle版(電子書籍)の両方があります。英語子育てに使えるフレーズも472個収録しているので、英語に自信が無い方のスタートパックとしては最適です。 

・言葉ってなんだろう?
・英語に触れるのは早ければ早い方が良い
・初めの一歩を工夫しよう
・英語学習はとにかく反復練習
・子どもの笑いのツボを見つけよう
・子どもとの信頼関係を築こう
・息子が4歳になるまでにしてきたこと
・英語教育をしていく上での問題点と対処法
・英会話学校の限界
・親御さんの英語力に自信がなくても大丈夫
・自分の下手な発音をお子さんに聞かせることに抵抗がある方へ
・どうしても気になる周りの視線
・英語子育てQ&A
・親が英語NGでもバイリンガルに育てることはできるのでしょうか?
・息子さんは英語で質問をされると英語で答えていますが、これは思考が英語でできるということですか?
・いつもパパは英語でしか話しかけないのですか?
・子どもなので、わがままや悪いことをしたりする時もあるかと思いますが、叱る時も英語ですか?
・英語で話しかけると子どもが混乱しているのですが…
・英語で話しかけると子どもに「うるさい」と言われてしまうのですがどうすればいいでしょうか?
・子どもが英語と日本語を混ぜてしゃべってくることはありませんか?

1:今日から英語子育てを始めます 

 では、いよいよ英語子育てを始めてみましょう。

 英語が本当に苦手で一切わからないという親御さんでも、英語子育てを始めて大丈夫です。ただし、これからはお子さんの成長と共に学んでいくことは約束してください。

 時々「私はいまだに英語が全然できないんですが、子どもは英語を身に付けました」という方がいますが、英語はコミュニケーションの為の道具です。特に赤ちゃんから英語子育てしていく場合、初期段階における会話の相手は基本的には親になる訳で、親が語り掛ける事は絶対に必要です。親御さんが愛を込めて英語をしゃべる事で、お子さんも同じように心を込めた英語が話せるようになっていきます。

 いくら沢山の単語を知っていて自由に英語が使えても、言葉に気持ちがこもっていなければ相手に届きません。話す英語の完成度と、言葉が相手の心に届くかは全く別の話です。多少文法的なエラーがあったとしても、相手の心に届く英語を話せる人になってもらいたいです。英語を話す時には、嬉しい時には嬉しさを、怒っている時には怒りを込めて話してください。


インターネットを上手に使う

 本書で知らない英語が出てきたら、スマホかパソコンで調べましょう。最近は発音もほとんどの単語について調べることができます。
 また、英語子育てをしていく上で、言いたい言葉が出てきたら [ お風呂に入ろう 英語 ] のように検索すると、生活で使うレベルの英語なら大概検索することができるので、コツコツ調べて独自の英語帳を作ると便利です。


家族で役割分担を上手にしたい

 夫婦で一緒に住んでいる場合、もしくはおじいちゃんおばあちゃんと同居の場合など、家族で同居している場合には、上手に役割分担しましょう。「おはよう。Good Morning.」「よく眠れた?Did you sleep well?」というように一人の人が同じ場面で英語と日本語を一緒に使うのは好ましくありません。

ママ “Good morning. Did you sleep well?”
パパ 「おはよう。良く寝れた?」
ママ “Let’s go downstairs.”
パパ 「下に行こう」

というように、英語と同じ意味の事を別の人が言うのはOKです。

ママ “Good morning. Did you sleep well?”
パパ 「朝だよ。今日はお天気だねー」
ママ “Let’s go downstairs.”
パパ 「今日は何して遊ぼうか?」

というように、それぞれが思い思いの事を言うのも全然問題ありません。


まずは日本語から、日本人としてちゃんと育てるべき

 日本に住んでいて、今後も日本を故郷として暮らしていく場合、日本人として当たり前にできることはできるようにならないといけません。例えば夫婦で子育てができる場合、ママはずっと日本語、パパはずっと英語でも問題ありませんが、どちらもずっと英語で話していれば、お子さんは英語の使い方しか覚えません。

 もし日本語が水準レベルに達してない状態で英語の方が得意にしてしまうと、ダブルリミテッド(2つの言語を話すがそのどれもが年相応に達していないこと)と言われる状態になってしまう恐れがあります。


一人親で英語子育てをする場合に注意すること

 一人親、または旦那さんが単身赴任や子供が起きている時間に帰宅しない場合など、一人でほとんどの時間をお子さんと過ごす場合には、英語を使う頻度にについてよく検討しましょう。

 大人一人で英語子育てをする場合、まずは日本語を使って日本人として普通に生活できるようになるレベルで日本語を使う時間を確保しながら、残りの時間でどこまで英語を使うかという考え方になります。

 昼食の時間はいつも英語だけど、朝食と晩御飯は日本語とか、お風呂の時間は1日おきに英語と日本語と交互にするとか、それぞれがやり易い形でバランスよくするのが良いと思います。


少しずつ言葉を定着させていくイメージ

 一番効率が良い英語の定着のさせ方は、同じ場面で毎回英語を使い続けることです。1日おきに”Good morning.”と「おはよう」を交互に使うよりは、毎朝”Good morning.”と言い続けた方が早く定着します。

 一度定着した言葉は、毎回使わなくてもある程度の間忘れずにいることができます。どのくらいで忘れてしまうかは個人差があるので、お子さんの特性を見極める努力が必要です。慣れてくればだいたいこのくらいなら覚えているとわかるので「今は夕飯の時に英語を使っているけど、10日に一度くらいお風呂の英語もやっておこう」とか感覚的に考えられるようになります。

 
はじめに5つの言葉を定着させてみよう

 では、今日からこちらの5つの言葉をお子さんに定着させてみましょう。
Good morning. おはよう。
朝の挨拶です。赤ちゃんであれば起きた時に毎回言うのも良いと思います。笑顔で言いましょう。
Good night. おやすみ。
寝る時の挨拶です。寝かしつける時に優しく言ってあげましょう。
Smile. 笑って。
お子さんが笑った時や、ぐずっていて笑わせたい時に笑顔で言いましょう。
Mommy / Daddy
親が自分を指さしながら”Mommy” “Daddy”と言って子どもに認識させる。子どもと近距離で目が合った時などに思いついたらやる感じで。
Good boy. / Good girl.
「いい子だねぇ」という時に使いたい言葉。頭をなでてあげたりハグしたりしながら伝えましょう。

 毎日ずっと続けていると、何となく伝わっているんじゃないかなと感じるようになってきます。お子さんの表情から何かを感じようとする心構えが大切です。すぐに結果を求めずに、思いは届くと信じて気長に続けましょう。

 お子さんの年齢によっては、真似をして言おうとする子もいると思います。例えばお子さんが”Mommy”と言おうとしたら、”Yes!! Mommy”と言いながら自分を指します。そして何度か”Mommy” “Mommy”と指さした後で、”Good boy! / Good girl!”と褒めてあげる感じです。

 早ければ数日で、遅くとも1ヵ月続けたら絶対に変化が出てきます。


英語の音楽を上手に使って英語耳をつくる

 日本語と英語の周波数は違うので、英語の曲をかけておくと、子どもの耳が英語をキャッチできるようになっていきます。 かける曲はできれば童謡が好ましいでしょう。無料でもインターネット上に色々音源や動画があると思います。

 今回はここまで。5つの言葉が定着してきたら、次のステップに進みましょう。最初に張り切り過ぎて息切れする人が多いので、英語子育てはマラソンだという気持ちでコツコツと続けていきましょう。


Thank you for reading^^ 気に入ってもらえたらSNS等でシェアしていただけると嬉しいです♬ これからも英語教育に限らず日本の子供達が楽しく日々過ごして世界に羽ばたける環境づくりに全力で取り組んでいきますので、応援よろしくお願いしますm(__)m